人間関係に自信を持てる秘訣:ハッピーなイメージに集中する

人間関係に自信を持てる秘訣:ハッピーなイメージに集中するミラー細胞がもたらす効力

 

鏡 集中

最近、次のような相談をされました。

「心の窓を、閉じきっている人に、どうやったら、自分も人も気持ちよくかかわれるようになれますか?

相手を信じて、とことん待つしかないとは思いますが、やはり、拒絶されているように感じるので正直、傷つきます」

また、

「ある人と心から打ち解け合えない、だから、気持ちが相手に伝わらない」

等と深刻に悩んでいらっしゃる方々がいます。

私達、人間が誰しもが抱える3つの問題があります。

 

ビジネス(経済)の問題/健康問題/人間関係の問題

 

人間関係なくしては、私たちの生活は成り立ちません。

これは、他の2つの問題にも密接に、影響をもたらします。

ここでは、その人間関係の問題を解消するヒントを一つご提供させていただきます。

 

良い人間関係を持つために何に集中しているか。ということです。

その集中する対象がわかれば、自信をもって良好な人間関係を気づくことが可能になります。

 

まずは、次の高校野球、夏の甲子園での話をお読みください。

高校野球ファンの方は、記憶に残っているかと思います。

それは、2007年、夏の全国高校野球大会で優勝した佐賀北高校のことです。

 

■1.ほめる

佐賀北高校は、県立の普通科の高校です。商業、工業高校ではありません。

よって、野球部は、野球のエリートを全国から集めて作ったわけではありません。

そんな普通の高校が2007年に夏の甲子園で優勝したのです。

では、佐賀北高校が優勝した秘訣は何だったのでしょうか?

 

佐賀高 集中

もちろん、野球が強かったから、上手かったから、ということでしょうが、他の学校と際立って違っていた面が、1つだけあったのです。

それが、きっと野球の強さを何倍にもする秘訣だったと考えられます。

 

それは、どんなことかというと、

 

佐賀北高校の野球部の選手たちは、試合中になんと、『相手チームの選手の行動をほめる』一つ一つほめるのです。

選手たちは、意識しているか無意識的にか”ほめる”ことの集中しているのです。

例えば、相手がカーンとヒットを打てば、佐賀北の一塁手が、塁に立った相手走者に、

「ナイスバッティング」と言い、

二塁打を打った相手には、二塁手が

「素晴らしい!」

と声をかける。

一方、打撃に入って三振を取られると、相手のピッチャーに

「ナイスピッチング」

と声をかけます。

 

大人の様々なスポーツ大会でも、選手同士が非常に仲良くない限り、このような光景は、ほとんど見かけないでしょう。

甲子園は、トーナメント戦ですから、1回負ければ即終わりですから、各学校は必死で戦います。

選手たちは、高校生活で1回甲子園に行けるか、行けないかの確立です。

負けたときの悔しさは、他のどの大会とも比べものにはならないでしょう。

ですから、甲子園は、きっと私達を感動させる様々なドラマが生まれるのでしょう。

 

しかし、この年は、佐賀北と対戦して”敗れたチームはみな、負けた悔しさよりも、佐賀北の選手たちの言動に大きく感動し、彼らを応援したくなったのです。

つまり、ファン化してしまったのです。

それが”ほめる”行為に集中していた結果です。

 

佐賀北は、試合のたびに勝ち、勝つたびに相手の学校の選手だけではなく、多くの関係者たちをファンにしていったのです。

そして、県立高校としては11年ぶりの、甲子園全国優勝を果たしたのです。

−−−−−−ーーーーーーーーーー

この人間の心理は、容易に解釈できます。

相手チームの選手は、自分がいいバッティングをしたら「ナイスバッティング」とほめてくれるのだから、うれしいに決まっています。

人は、いくつになってもほめられたり、認められたり、受け入れられたりすることは、大変「うれしい」「喜び」の感情をもちます。

 

すると、人間は自然に「君こそ」と相手も「ほめたい」「認めたい」「受け止めたい」という、肯定的な気持ちをもつようになります。

だから、佐賀北に負けたどのチームも、彼らに優勝してもらいたくなり、最後には多くの学校が、佐賀北を応援するようになったのです。

野球の強さだけでなく、多くの応援力が、優勝に導いたのでしょう。

この現象は、ほめることは、相手に与える行為です。

そうすると相手が応援してくれる。即ち、受け取る。

”ほめる”ことに集中していることは、「与えることの法則」に従うことですので、受け取ることができるのです。

誰でも、うれしいことをされたら、自分も人もそれをお返ししたくなりますね。

では、なぜ、このような現象が起こるのでしょうか?

 

■2.ミラー細胞について

「与えることの法則」を脳科学的に見て、確認しましょう。

”ほめる”ことに集中する効果が、自然に良い結果をもたらすことが理解できます。

 

脳科学で注目されている「ミラー細胞」というものがあります。

数年前に話題になったので、ご存知の方も多いと存じます。

 

ミラー細胞は、そばにいる人と同じ表情をしたり、相手の感情をそのまま反映したりする、つまり相手の気持ちを鏡のように映す細胞なのだそうです。

 

つまり、あなたが相手に思いやりの気持ちを向けると、相手もこちらの気持ちにシンクロ(同調)するということになります。

母親が生まれたての赤ちゃんにほほ笑むと赤ちゃんも同じような表情を作ることがあります。

そうやって赤ちゃんは、心地よい人間関係のコミュニケーションを学習しているのだそうです。

相手が「ありがとう」と言ってくれたら、自分も「こちらこそ、ありがとう」という気持ちがわいてくる。

そうさせるのが「ミラー細胞」というわけです。

■3.ミラー細胞は、引き寄せるエネルギー

ミラー細胞の機能である同調現象はどこから起こるのでしょうか。

量子力学では、この世のすべてものはエネルギー(波動)であることを解明しています。

もの、光、電気、そして、あなたの「思い」も、すべてエネルギー、波動です。

その波動には、主に4つの性質があります。

その一つに共鳴(共振)作用があります。

それは、同じ周波数同士が共鳴し、引き寄せ合う現象です。

 

ですから、ミラー細胞の機能は、同じものを引き寄せる。

つまり、笑顔は、笑顔を引き寄せるということになると説明がつきます。

 

佐賀北に敗れた学校は、佐賀北のファンになり、全員、佐賀北の優勝を願って応援しました。

それは佐賀北高校の優勝という周波数に皆が同調したことになります。

自分の高校関係者の応援だけではなく、多くの学校の応援力を引き寄せることができたのですから、大変大きな見えないエネルギーがもたらされたことでしょう。

 

そして、そうやってたくさんの人からの応援をもらった佐賀北の選手たちも、なおさら、いつも以上のパワーが引き出されたと考えられます。

 

本来の自分たちの力だけではなく、後ろから押し上げられた、プラスの相乗効果をもたらした素晴らしい結果、勝利だったのではないでしょうか。

しかし、そのような状況を招いたのは、佐賀北の選手たち自身なのですね。

 

■4.誤った方法で解決?

さて、冒頭の悩み「心を開いてくれない」という悩みを解消するヒントが、ここに隠されているのではないでしょうか。

しかし、相談者は、二つの誤ったやり方で解決しようとしています。

何に集中しているかにかかわる誤りです。

◇一つ目の誤り・・・・人のコントロールに集中する誤り

人は自分以外の誰かをコントロールできません。

コントロールできるのは自分だけです。

 

誰かが心を閉ざしているのを見かねて、何とかしてあげたいと思い、相手にいろいろなことを試みます。

それは善意から、思いやりから、そう思う気持ちが発生するのですが、反面、無意識のうちにコントロールしようという行為を無意識にしている場合があります。

つまり、私は相手が心を開いた状態にしたい、のです。

しかし、相手が自分の思う通りにならなかったら、私自身が悩んでしまったり、自分の無力さを悲しんでしまったりしてしまいます。

 

しかし、私が悩む必要も、悲しむ必要もありません。

この問題は、相手の問題で、自分の問題ではありません。

ですから、私はこの問題を解決してあげる必要はないのです。

ただ、相手の気持ちを汲んで、心から寄り添う気持ちを大切にし、相手の心がいずれ開かれる日を信じることが大切です。

何とかしてあげないと!という気持ちが強すぎると、私自身もストレスをもちます。

また、私にコントロールしようという意識がなくても、相手はコントロールされそうだと無意識に認識するので、物理学でいう作用、反作用の法則が働き、かえって

心を閉ざしてしまう傾向にあります。

◇二つ目の誤り・・・心を閉ざしているという思いに集中している誤り

また、心を開かせようとする思いの奥には、

『心を閉ざしていること』に焦点を当てている

私の思いが働いています。

その結果、私は、その思いに集中してしまいマインドの法則が働きます。

つまり、無意識に相手が心を閉ざす方向、即ち、私の望みとは逆の方向に作用してしまうので、ますます相手は心を閉ざす結果をもたらしてしまいます。

 

■5.良い人間関係を作る上で最も大切なポイント

それならば、どうすればよいのか。

最も大切なポイントは、次の二つのことを考慮することです。

 

一つ、相手ではなく、自分をコントロールすること。

…対象は、『自分に集中』

 

二つ、ミラー細胞を思い出し、自ら望む状態をつくること、想像すること、実践すること。
…『ハッピーなイメージングに集中』

具体的な方法は、シルバメソッドでは、マインドの鏡を活用します。

まず、青枠には現状をイメージして、よく観察し相手の現状を受けとめます。

 

そして、白枠に、例えば、次のようなイメージをします。

相手と自分が心から打ち解け合い、お互いの気持ちを素直に話し合えている状態を想像します。

そして、それに非常にお互いが満足してる、喜びに満ち溢れている感情を呼び起こし、その思い、感情に浸りきります。

笑顔 集中

これがなぜ効果的なのでしょうか?

相手が心を閉ざすしているのには、何らかの原因があるのでしょう。

しかし、本来人間の根心には、”心を開き、人と分かち合いたい”という気持ちがあります。

それは人間がひとりでは生きていけないことにもつながっています。

マインドの鏡は、白枠で想像したイメージ(波動)は、根心の望み(波動)と共鳴し、それを引き寄せる力をもたらします。

これは、あなたの思い(波動)を活用したミラー細胞のミラー効果でもあります。

相手をコントロールしているわけではありません。

また、マインドの鏡で望む状態に満喫しているということは、アルファレベルに入り、喜びの感情に意識を集中していることになります。

つまり、肯定的な思いに満たされている状態です。

その結果、白枠の結果を引き寄せ、実現の方向へ改善されていく可能性大になります。

私たちには、そのような授かった力を秘めています。

シルバメソッドを活用して、その力をしっかりと目覚めさ、その力を存分に使えることを大いに実感してください。

使えば使うほど、その力は磨かれていきます。

その力を活用して、あなたの望む人間関係を構築していってください。

 

<補足>

あなたが何かしら気になる人がいる場合は、その対象が好き嫌いに関係なく、その人からあなたが学ぶべきことがあるはずです。

なぜなら、その人たちはあなたの鏡だからです。

好き、好印象を感じる相手、ものからは、あなたに似ている部分やあなたの長所に通じる部分、或いはあなたがあこがれる部分や尊敬したい部分が
きっとあるはずです。

「良いモデル」の象徴です。

嫌い、悪感情を感じる場合は、上記の逆の場合が考えられます。

あなた自身の「改善したい部分をもつモデル」の象徴でしょう。

 

結局、あなたのおかれている環境はすべてあなたの鏡です。

あなたが精神的に成長し学んでいくために用意されたものです。

何かが気に入らない場合は、そこから逃げたくなり、嫌いになります。

しかし、何かしら学ぶべきことがあるからここにいるのだ、と視点を変える事で嫌だったことが、そうでなくなる場合も多々あります。

 

 

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