願望実現の法則<2>

願望実現の法則

シルバメソッド開発者ホセ・シルバ博士は、願望を実現するには三つの成功要素を強く持つことだといっています。

ホセ・シルバの願望実現の法則とは、

1.願望…心底から叶えたいという願望が強ければ強いほど良い。

そうすれば潜在意識はより実現する方向に向かう。

2.確信…その願望が必ず叶うという強い確信を持つこと。

マインドの法則は集中したことを実現する。

3.予期…最後に願望が本当に現実になったという強い予期を持つこと。

法則【2】 強い確信を持つ

マンインドの法則により、「できる」という強い確信を持つことができれば、「できる」という結果をもたらします。

もし、できそうにもないと考えたら、「できない」という結果をもたらします。

その点で、あなたが描いている願望や目標が実現できないのではと不安に感じた場合、それはあなたの過去の体験や人から聞いた話が、主にそう思わせています。

このまま不安を強く感じていれば、願望は実現しません。

そこで、必要なことは、「できるという確信」を強く持つことです。

では、願望設定をして確信を強めるために、あなたの心に次の二つの質問をしてください。

(1)願望実現を否定する心の障害はないか?

例えば、弁護士になりたいと考え、司法試験合格という願望を設定します。

しかし、心の奥深くで司法試験に合格できる能力が自分にあるのかとか、弁護士に向いていないのではという不安が強いと、その不安が障害となります。

(2)願望を実現する為の方法がわかっているか?

…分からなければ実現できるという確信が持てないので、それを明確にします。

例えば、司法試験合格の例でいうと、自分に合った学校はどこか、その勉強の仕方がわかっているか、などです。

「できる」と確信できる自己イメージを作る

メンタルハウスクリーニング

あなたは、今まで願望や目標を実現しようと色々と努力したが、実現できなかった経験はありませんか。

その大きな原因の一つは、あなたが心の障害を持っていたからといえます。

この障害は誰にも少なからずあるでしょう。

しかし、願望、目標を実現している人は、その心の障害を自分でコントロールして取り除いています。

さて、心の障害とは何か。

それは前述したあなたの否定的な考えや感情です。

否定的な考えや感情とは、例えば、不満、不平、恨み、つらみ、嫉妬、羨望(人との比較)等です。

そのような感情、考えが過去のことをくよくよ考えたり、未来のことを心配したりして、今に生きることを忘れてしまいます。

それは、心身に緊張をもたらし、エネルギーの流れを滞らせてしまい、物事が現実に実現しない状況を作ってしまうのです。

なぜ、そのような考えや感情を持ってしまうのか。

例えば、あなたは子供の頃、親から否定的な言葉をいわれたという体験はありませんか。

「おまえは運動神経が鈍い」、「なにをやってもできない子だ」「ばか者」など。

すると子供は脳波のエネルギーが非常に高い時期なので、潜在意識にそれが強くプログラムされてしまいます。

そして、何かをしようとした場合に表面化してきて、「私にはできない」という気持ちに無意識になってしまいます。

また、過去に恐ろしい経験をしたときにも、非常に強い印象として潜在意識にプログラムされます。

例えば、屋根から落ちた経験を持ち大けがをした方ならば、高いところに上がると、普通の人より恐怖感が強いものです。

このような、過去の否定的な感情や考えが頭をもたげてきて、「私にはできない」という気持ちをつくってしまい、確信を弱めてしまいます。

そこで、願望を設定したときに、「できる」という気持ちになれなければ、そこには心の障害があると考えてもよいでしょう。

そのときには、その心の障害を分析し、除去することが不可欠になります。

なぜならば、その心の障害が願望実現の壁になるからです。

一般に願望や目標が実現できなかった場合の多くは、心の障害であることがわかっています。

その障害を除去、或いは処理しない限り、願望は実現しないでしょう。

マインドの法則を再度思い出してください。

「できない」という考えがあれば、それが実現してしまうのです。

だから、できないという気持ちがあったら、次の4ステップで心の障害を取り除き、確信を高めてください。

これからそのステップをご紹介します。

この方法は、メンタルハウスクリーニング(心の大掃除)と呼んでいます。

願望実現の為の心の障害を除去する4ステップ

(メンタル・ハウスクリーニング)

ステップ1:心の障害の発見

次の質問を自分にして、内的な障害を発見しましょう。

【質問】『その願望があなたにとって非常に重要と思えるならば、なぜ今までにその願望が実現していなかったのですか?』

この質問に素直に答え、その答えを列挙します。

どんな些細なことでもどんどん書き出していきます。

もし、今まで考えたことがない願望を設定した場合には、次の質問をします。

【質問】『その願望実現を邪魔する自分の性格、考え、感情は何ですか?』以上の質問の回答の中から重大な心の障害を一つか二つに絞りこみます。

ステップ2:心の障害を認める

心の障害の基になる過去の否定的な経験が、現在のあなたにマイナスの影響をもたらしていることがわかったら、それをまず「認める」ことが非常に大事です。

このステップなくして次のステップ3に進んでも改善のプログラム効果は発揮できません。

尚、心の障害が非常に根強い場合は、後述する「テクニック◆�Fトラウマ(強い・大きな心の傷)の解消法」を実施してください。

ステップ3:心の障害を改善・解消するためのアファーメーション化

否定的な考え方や感情のプログラムに対して肯定的な考え方や感情のプログラムをすると、前者が中和され、後者が無意識に現れるように改善されていきます。

<つづき>
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