慈悲の瞑想のプログラム：クリエイト２１バージョン
お釈迦さまが作られた慈悲の瞑想をシルバメソッド クリエイト21バージョンに修正したものをご紹介させていただきます。
あなたの心をきれいに(浄化)する、
慈しみの心を育てる、
波動を上げるという目的で、
瞑想をお楽しみ頂けましたら幸いです。
瞑想の内容
以下は、釈迦牟尼仏陀の慈悲の瞑想をアルボ ムッレ ・ スマナ サーラ長老が訳されたものをシルバメソッド クリエイト21バージョンに修正したものです。
修正箇所は、主に語尾です。
未来形を現在形に、また、一部わかりにくい文言をわかりやすく変更しております。
最後の3行(赤文字)以外は、元の通りです。
音声は、黒文字と赤文字部分です。
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下記▶️をクリックし、お聞きください。
－－－ 音声 内容 －－－
＜最初に、リラックスを促す文言が入っております＞
１●私は幸せであります(ように)
私は幸せであることを知っています。
私の心に現れる悩み、苦しみが徐々に消えていきます。
怒り、嫉妬、憎しみの感情は人の心を苦しめます。
苦しみである怒り、嫉妬、憎しみが、私の心に起こりませんように、
私は、怒り、嫉妬、憎しみの妄想を育てないように努めます。
私の思考が慈しみの思考にかわっていくように予期します。
私は「物事が常に変化して消え去るものである」ことを観察しています。
私は過ぎ去った出来事に囚われないように努めます。
私は将来のことに執着して悩まない、不安にならない人間になります。
私は今ここで、するべきことに集中します。
２●私に、他者に対する慈しみの気持ちが現れます(ように)
私は、他者に対する慈しみの気持ちが現れますように努めます。
私は、他者に対して、優しい心で対応するよう努めます。
私のこころに、他を差別する気持ちが現れないよう努めます。
私は、苦しい状況に遭遇しても、忍耐することができるよう努めます。
私のこころが、常に平安でありますよう努めます。
私のこころの汚れは、徐々になくなっています。
私は、ありのままの事実を発見することができるよう努めます。
私には、真理を発見する智慧が現れます。
私に、一切の現象に対する執着がなくなるよう努めます。
私に、悟りの光が現れます。
３●全ての生命は兄弟
私は、全ての生命が私の兄弟であると思えるよう努めます。
私は、全ての生命と私が平等であると思えるよう努めます。
私は、全ての生命の幸福と繁栄を予期します。
私は、生命の間で調和が保たれるように努めます。
いつはじまったかわからない輪廻のなかで、私の母でなかった生命はいません。
いつはじまったかわからない輪廻のなかで、私の父でなかった生命はいません。
私の兄弟姉妹でなかった生命もいません。
いつ始まったかわからない輪廻のなかで、私の子供でなかった生命はいません。
私の友人でなかった生命もいません。
すべての生命は、私自身の父・母であると思います。
すべての生命は、私自身の兄弟姉妹であると思います。
すべての生命は、私自身の子供であると思います。
すべての生命は、私自身の友人であると思います。
すべての生命は、私自身の家族であると思います。
すべての生命は、幸福でありますように、私は予期します。
４●こころは空気のように
空気と空気が何の対立もなく一体になるように、
私の慈しみの気持ちが、全ての生命のこころと一体になります。
水と水が何の対立もなく一体になるように、
私の慈しみの気持ちが、全ての生命のこころと一体になります。
太陽の光が、地球の隅から隅まで照らすように、
私の慈しみの光が、全ての生命のこころをさまたげ無く照らせるように、
制限無く、慈しみを育みます。
東・西・南・北・上・下という六方に住む生命に対して、
無限に、とどまること無く、慈しみを育みます。
５●心は大地のように
大地は、如何なる清らかなものを捨てても、
如何なる不浄なものを捨てても、喜ぶことも嫌がることもありません。
私も、他の生命の賞賛・非難などを受ける時は、大地のようなこころを保ちます。
生きとし生けるものが幸せでありますように、私は予期します。
６●皆、業※を相続します
＜※身・口(く)・意が行う善悪の行為。また、前世の悪行の報い＞
全ての生命は、自分の業を相続します。
全ての生命は、自分の業に管理されて生きています。
各生命が受ける幸不幸は、その生命の業の力によるものです。
ですから、私は私より豊かな人を見るたびに、
過去に善行為をした人であると思い、喜びを感じます。
私より不幸に思える人を見ると、
生命は無明(無知)のせいで罪を犯すのだと理解し、
自分が罪を犯さないようにと気をつけます。
私は、不幸に陥っている生命に対して、憐れみの気持ちを抱きます。
協力する、助ける気持ちを起こします。
７●エゴの錯覚
「私は他より優れている」と感じることは高慢です。
「私は他と同等だ」と思うことは同等慢です。
「私は他より卑しい存在である」と思うことは卑下慢です。
慢とは、私のエゴの錯覚から起こるものです。
私は、エゴの錯覚がこころに現れないように、と努めます。
私は、慢※により現れる対立・悩み・争いから離れるように、と努めます。
＜※「漫」の意味：とりとめもなく、考えもなしに＞
８●苦しむ世界で苦しみなく
私は、世界は欲によって苦しんでいることを知っています。
私は欲を控えることに努めます。
私は、世界は怒りによって苦しんでいることを知っています。
私は、怒りのないこころで生きるように努めます。
私は、世界は嫉妬によって苦しんでいることを知っています。
私は、嫉妬のない心で生きるように努めます。
私は、世界は恨みによって苦しんでいることを知っています。
私は、恨みのない心で生きるように努めます。
私は、世界は物惜しみ※によって苦しんでいることを知っています。
私は、物惜しみのない心で生きるように努めます。
＜※物を失うことを嫌がること＞
私は、世界は自我を張るから苦しんでいることを知っています。
私は、自我を張らない心で生きるように努めます。
私は、世界は見栄を張るから苦しんでいることを知っています。
私は、見栄を張らない心で生きるように努めます。
私は、世界は一切の現象は無常であることに気づかないことで苦しんでいることを知っています。
私は、一切の現象は無常であると認めて生きるように努めます。
私は、世界は一切の現象は無我であると気づかないので苦しんでいることを知っています。
私は、一切の現象は無我であると認めて生きるように努めます。
私のこころに悩みや苦しみが起こっても、私には、それを解消できる力があることを知っています。
ですから、私は悩みや苦しみを解消できます。
私のこころは平安です。
私のこころに安らぎが現れます。
私にこれから悟りの光が現れます。
９●慈しみの拡大
私の上の方向に住んでいる全ての生命、
私の下の方向に住んでいる全ての生命、
私の前の方向に住んでいる全ての生命、
私の右の方向に住んでいる全ての生命、
私の後ろの方向に住んでいる全ての生命、
私の左の方向に住んでいる全ての生命、
全ての方向に住んでいる全ての生命は、幸福であります。
安穏(あんのん)であります。
全ての方向に住んでいる全ての生命は、怒り、憎しみ、恨みから自由になります。
お互いに、慈悲喜捨※の気持ちで接しあえますように予期します。
私を含めすべての人の願いごとが叶えられますように、予期します。
私を含めすべての人の心の汚れが徐々になくなりますように、予期します。
すべての生命は、自身に苦しみを乗り越える力があることを知っています。
それを思い出しますように予期します。
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今ここに、私の命があることに感謝します。
今ここに私を囲むすべての存在に感謝します。
私は、これからも、今を大切にして、今に集中して生きていきます。
※「慈」は、相手に慈しみや恵みがもたらされることを祈り願う心。
「悲」は，相手の苦しみや痛みが和らぐように祈り願う心。
「喜」は，相手の成功や幸福を共に喜びそれらが長く続くように祈り願う心。
「捨」は，相手の人生の浮き沈みを，自業自得の視点から，適切な距離から見守る心。
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