思考転換…心配、不安をプラスの感情に瞬間的に変える簡単な方法
思考転換…心配、不安をプラスの感情に瞬間的に変える簡単な方法
不安や恐怖感等のネガティブな思いや感情に捉われてしまい、辛くなったり、落ち込むことはありませんか。
その状態が続くと、仕事の集中力が低下し、学業の記憶力も低下します。それだけではなく、凡ミスも起しやすくなります。
さらに、健康にも悪影響します。
そんなマイナスな気持ちを瞬間的にプラスの感情に切り替える方法をご紹介します。
目 次
あなたの心は、楽園も地獄も、選択できる【1】
人間は、楽園も地獄も、どちらでも自分で選べる
英国詩人ジョン・ミルトンの叙事詩「失楽園」に
「心はそれ独自の場所である。
その中で地獄から楽園を作る出すことも、
楽園から地獄を作り出すこともできる」
と書かれています。
即ち、あなたはどちらも選択できるということです。
人は、ものごとに不安、恐怖を感じ、それを強化してしまう
さて、ある人は、
「人の目線が非常に気になり、集中できないどころか不安になる」
と言います。
また、別な人は、
「将来どうなるのだろうかと強い不安、恐怖感に襲われてしまう」
という。
つまり、彼らは不安や恐怖感等のネガティブな感情に捉われてしまい、そこからなかなか抜け出せないのです。
日々、その思いを何度も繰り返すので、それがちょっとしたことでネガティブな強い反応をするようになってしまいます。
恐怖・不安は、能力や集中力を低下させるだけでなく、健康に悪影響をもたらす
そのような状態の時は、意識が分散して、仕事や勉強に集中できません。ですから、非常にその効率が悪くなります。
心に余裕がなくなり、イライラ、ビクビクしている自分に気づくでしょう。
落ち着かない日々を過ごし、徐々にストレスが蓄積されていきます。
そのストレスは、仕事や人間関係、健康など、さまざまなところに影響していきます。
しかし、このようなことは程度の差こそあれ、多くの方が経験していることでしょう。
では、このネガティブな状況から開放されるにはどうしたらよいのでしょうか?
先ほどのミルトンの詩をもう一度お読みください。
あなたは、地獄も楽園もどちらでも選べる。
あなたには、それを選択できる自由がある。
選択する勇気、心の力も持っている。
あなたは、どちらを選びたいですか?
もし、楽園を選ぶなら、どのようにしたら、それを手に入れることができるでしょうか?
ネガティブな思いや感情は、あなたの成長への気づきを与える【2】
ネガティブな事に心が奪われ、常にマイナスに考え不安になってしまうのは、なぜ?
人は、ネガティブな感情の虜(とりこ)になることがあります。
悪い方向にばかり妄想し、止まらなくなってしまうのです。そんなことは願っていないのに。
それは、何故でしょうか?
はるか、原始の時代から、人間は恐竜など、敵から身を守ることに力を注いできました。
私たちは、そのプロセスを経て、防衛本能を培ってきました。
現代のような平和な今日でも、その防衛本能はしっかりと働いています。
そのために、安住の生活が脅かされそうになると、防衛本能が働き、不安や心配、恐怖におびえてしまうのです。
そう考えると、
あなたは何らかの危険信号をキャッチしているにすぎないことに気づきます。
ですから、その否定的な感情に心を奪われないことです。
人は、自分をコントロールできる唯一存在
前述したように、私たち人間は、自分の心をコントロールできるようにつくられています。
これはいかなる動物の中でも、人間だけが持っている特権です。
ですから、そのネガティブな感情に気がついたら、気分を切りかえることです。
何かしら、切りかえる方法を知っていれば、その状態に長く居続ける選択をする必要はなくなります。
ネガティブ感情をまったくなくすということではありません。
その感情は、私達を危険から守る上で、非常に重要です。
ですが、そこに長く居座るのではなく早く気持ちを切り替えて、先に進むように気持ちを切り替える必要があるということです。
その感情があるからこそ、気分を変えた時のハッピー感がより嬉しく感じられるのです。
ただ、悲しみや絶望、あきらめ、不安、恐怖を、長い間抱き続けていると、喜びをなかなか感じられなくなってくることも事実です。
ネガティブな思い、感情は、成長の信号
ここで確認します。
ネガティブな思いや感情は、あなたが良い方向に向かう『信号』を発していると捉えて下さい。
それは、あなたが精神的に成長するための『機会』、チャンスなのです。
なぜなら、不安や恐怖が続くと、能力の低下を伴います。そうすれば、あなたは望まない結果を引き寄せてしまいます。
これらの感情に振り回されて、望んだ結果が得られていないのであれば、それを早いうちに取り除けば、あなたに成長をもたらすことができます。
ですから、ネガティブな思いは、あなたにとって、成長への信号なのです。
そのネガティブな感情を切り替えるにはどうしたらよいのでしょうか?
ネガティブ感情を解消するには、まず、その感情を受け入れる【3】
ネガティブな感情は”ない”と否定すると、ネガティブな感情が強化されてしまう!
例えば、こんな風に、ネガティブな感情と格闘している人たちもいます。
私は、ネガティブな感情なんかもったことがない、超ポジティブ人間だと突っぱねる人。
自分のネガティブな感情「不安・心配や恐怖 」を、感じているけれども認めようとしない人。
自分はそんな弱い人間ではないと拒否する人。
このように不安や恐怖を感じてしまうことを恥ずかしいと感じ、その感情を認めていない状態は、ネガティブな状態にあるといえます。
そんな感情は「ない」と否定すればするほど、ネガティブな感情は強化され、悪循環をもたらす傾向にあります。
それを防止するには、素直に今の自分の感情を受け止め、受け入れること。
それが大切です。
そうすると、認めた瞬間、意識がネガティブ感情から離れ、気持ちがストンと楽になるでしょう。
本来の自分にもどることが可能になってきます。
不安、心配は、ほとんどは取り越し苦労。事実でない!
次のような事実があります。
多くのネガティブな感情は、事実ではなく”取り越し苦労”にすぎません。
ほぼ、95%以上は、想像した状態にはならないという統計があります。
そこで、まずは、ネガティブ感情から解放される為に、まずは自分の感情を認めることです。
これが、気持ちを切り替える大切な第一歩になります。
マイナスの感情を感じた時、瞬間的にプラスに切替えるには【4】
長い間、ネガティブな感情に捉われていると、自分の大切な力を望まない方に使っているようなものです。
これは、周囲の人にも悪影響を及ぼします。
そこで、ネガティブな気持ちになったとき、ポジティブな思い、感情に切りかえる方法を知っていると無駄なエネルギーを有効活用することができるようになります。
実際に、元気のでないことを考えていても得なことは1つもありませんから、気持ちを切りかえて得になることをしていきましょう。
ポジティブな考え、感情に瞬間的に切り替えるキッカケを決める
ポジティブな考え、感情に切りかえる方法は色々あります。
ここでは、簡単な方法をあなたに伝授しましょう。
それは、切りかえる『キッカケ・信号』を決めて、実践することです。
シルバメソッドの卒業生は、このような場合、三本指のテクニックを活用します。
これは、心身リラックスして脳波アルファ波状態で、潜在意識を活用する方法です。
非常に効果的な方法です。
ここでご紹介するのは、それに関連した方法です。
まずは、気持ちを切りかえる『信号』を決めます。
例えば、何かがうまく行ったとき、ガッツポーズをしたりしますね。
そのことです。
ポーズの例として、その他に、
- 大きく深呼吸する。
- 「ストップ」といって手を叩く。
- 拳をグッとにぎる。
- 笑顔をつくる
- 「大丈夫、何とかなる」といって胸に手を当てる
等など。
ネガティブな感情が生じたら、気持ちを切りかえる意味で、その決めた『信号』のポーズをとるのです。
その決めたポーズが、あなたの気持ちを切りかえてくれるようにする為、次のことを事前に数回行います。
プラスに切り替えるキッカケを、潜在意識にプログラムする⇒自然と切り替わる
心身をリラックスさせて、(脳波アルファ状態にすることがベストですが、心身リラックスするだけでも効果的です。※)
「私は、この決めたポーズ(実際にそのポーズをとる)をとることで、
私の気持ち、考えは前向きに切りかわります」
これを、日々、心にプログラムすることを繰り返してください。
この言葉は、あなたに適した言葉で作ってくださってもOKです。
※心身リラックスして、脳波アルファ状態にする方法は、下記をご参照ください。
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この行為は、あなたの潜在意識に「プラスの思い、感情に切り替わるプログラム」をすることになります。
あなたの1日の選択、決定の95%は潜在意識がしています。
頭で考え決定しているのは、なんと5%に過ぎないのです。
ですから、あなたをコントロールしているのは、潜在意識と言っても過言ではありません。
従って、上記のポーズを潜在意識に記憶させることにより、そのポーズをすることにより、反射的にプラスの思い、感情に切りかえることができるようになります。
また、そのポーズをとった後には、意識的にも行動を変えて、気持ちがかわるような行動をとっていきましょう。
例えば、片づけをする、掃除する、運動する、出かける、などなど。
それも一緒に習慣づけていくことをお勧めします。
プログラムが有効かどうかは、その感情が出てきたときに、決めたポーズを取って、気持ちが変われば成功です。
ここで、注意することは、最初から、すぐに気持ちは変わらないかもしれません。
しかし、何度か上手くいかなくても、「ポーズをとることで、自分の気持ちは変えられる」と信じて実践してみてください。
そうすれば、その感覚を徐々に実感されることでしょう。
やり方は、非常に簡単です。
様々な意味の違う『ポーズ』を考え、実践することです。これは、あなたに無駄な時間を使わせない、取って置きの『方法』となります。
あなたの心は、コントロールできる
最後に、もう一度
「心はそれ独自の場所である。
その中で地獄から楽園を作り出すことも、
楽園から地獄を作り出すこともできる」
あなたには、自分の気持ちを選択できる、その力が備わっています。
まとめ
ネガティブな思い、感情は、物事に集中できなくするだけでなく、健康にまで悪影響を及ぼします。
また、そのようなマイナスの思いや感情が生じるのは自然なことです。
しかし、問題は、そのマイナスの思いや感情を持続することは、好ましくない状態を引き寄せます。
大切な心構えとして、ネガティブな思いや感情が生じたら、成長の信号と考えましょう。
そして、自分を成長させるキッカケを与えてくれたのだとプラスに考えましょう。
◆ネガティブな思いや感情を瞬間的に切りかえられる自分にするには、
- ネガティブな思いや感情が生じたことを認め、受け入れることです。
- 切り替えるポーズ(キッカケ)を決めて、それをあなたの潜在意識にプログラムします。
- 実際にネガティブな思いや感情が生じた時、そのポーズをとって、プラスの気持ちになるようにしていきます。
- そのポーズをとったあとは、気持ちが変わるように、意識的に別の行動もとるように、習慣づけていきます。
以上が「思考転換…心配、不安をプラスの感情に瞬間的に変える簡単な方法」でした。
以上
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