「生きがい」のある人生を見つける
<昨日の続きです>
あなたは、自分が歩んできた道に悔いがないと思えますか?
もし、そう思えるようだったら「生きがいある人生」を歩んでいるといえます。
多くの方は、そう言えないのではないでしょうか。
もし、そうであっても焦る必要はありません。
求めれば、必ずそれは引き寄せられるからです。
人生を歩んでいくにつれて「生きがい」という言葉は次第に重みを増していきます。
自分にとって、意味ある人生なのか。
生きがいある人生を歩めれば、きっとワクワク、生き生きし喜びと感動に満ちた生き方になているでしょう。
そのような人生を歩めたら最高ですね。
生きがいある人生は、昨日述べた幸せな人生です。
幸せは、あなたの心が感じ取るのです。
ですから、生きがいもあなたの奥深い心(潜在意識)が感じるのです。
生きがいある人生を発見するにはどうしたらよいか?
今日は、一つのヒントを偉人から学びましょう。
誰でもご存知の1952年にノーベル平和賞を受賞した「密林の聖者」と呼ばれたアルベルト・シュバイツァー博士から学びましょう。
博士は、実は医師になる前は、すぐれたパイプオルガン奏者として注目されていました。18世紀の大作曲家バッハの研究家としても知られ、また神学者としても一流の評価を受けていました。
ところが、演奏家、研究者、学者として尊敬され、将来を嘱望されていた博士は、全てを投げ捨てて、30歳の時に医師になる道を選び、アフリカの地で、生涯を現地の人たちのための医療活動に捧げたのです。
その切欠になったのが、21歳の時、朝、目を覚まし、何気なく窓の外に目をやった彼は、鮮やかな木々の緑を目にし、小鳥のさえずる声を聴きながら、自分がたとえようもない至福感に包まれのを感じました。そう感じる瞬間、彼の脳裏には稲妻のようにひとつの考えが閃いたのです。「ほかの人に幸福感を与える人間になるべきだ」と。
偶然、アフリカのガボン共和国の僻地で、マラリアや結核など多くの伝染病が蔓延し、人々が苦しんでいることを知り、即座に
「自分は医者になってアフリカに行かなければならない」と思い、決意しました。
彼は、すぐに医学大学に入学し、38歳で医師の資格を取得し、決意通りアフリカの現地の人々を治療にあたったのです。
50年間現地の人々に医療奉仕をしつづけたのです。
この博士の事例は、21歳の時に自分の「生きがい」を見つけたのです。それも偶然。
その生きがいに捧げるために、新たな挑戦を恐れずに、決断する勇気をもつことの大切さを教えてくれます。
あなたの生きがいは、何か?
今、見極められてない方が多いでしょう。
しかし、あなたの心の奥には、それを知り、それに関連し、近づいた時に共振するがごとく気づかせてくれるのです。
ですから、常日頃、新たな気持ちで、素直に接することが大切であるといえます。
また、機会があれば、子供のように色々なものに好奇心をもって触れることです。
心の響きを感じられる自分になる為のお勧めは、心身をリラックスすることを毎日経験することです。
心身をリラックスすることにより、子供のレベルまたは天才のレベルと言われる脳波アルファ状態に入ります。
この繰り返しにより、敏感に素直に感じられる自分になっていくのです。
即ち、鋭い直観力が身につけられます。
シュバイツァー博士のように、自分の「生きがい」を発見し、長い時間をかけ、回り道をしながらも自分の「生きがい」にたどり着く場合もあるのです。
ですから、あせらず、その時その時を大切にする心構えで生きることが大切だといえます。
もし、自分の生きがいを感じる生き方を感じた時、次のことを自問してみてください。
・自分の生存は、何かのため、または誰かのために必要ですか?
・自分の固有の生きて行く目標は何か。
あるとすれば、それに忠実に生きているか?
・今のあなたの人生は生きるのに値するものであるか?
このなかで一つでも、確信を持って「はい」と言えるのなら、あなたは、あなたの生きがいを発見したのかもしれません。
しかし、今、そう感じられなくても、上記述べた心構えで日々を過ごすことが大切です。
生きがいを求めれば、いずれそれに気づくことができます。
日時:2011年6月 3日 21:24
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