真の願望を見極め、本気で成功するために(2)

真の願望を見極め、本気で成功するために(2)

<前回のつづき>
真の願望を見極め、本気で成功するために(1)

3.願望実現を妨げる2つの理由

前述に、願望の実現はあなたが引き寄せるもの、かつ、実現を妨げる「障害」は自分の心が作る、ともいいました。

ここでいう「障害」とは、自分の心の中で難しい、無理だと考えてしまって、できることをできないと考えてしまう思考の癖、つまり心の「障害」のことです。

願望実現を妨げる一つの理由は、このように願望が実現できるとは思えない心の障害があること。

もう一つは、願望実現に向けての動機が弱いことです。

この二つの理由は、願望実現への意識を弱め、あなたに潜在している能力を伸ばすチャンスを逸してしまいます。

そして、人生やビジネスの成功への可能性を小さくしてしまいます。

問題 障害

[1] 心の障害とは

では、一つ目の理由である願望が実現できると思えない心の障害について。
願望を実現するということは、願望が叶うに相応しい自分に変わるということでもあります。

ですが、潜在意識はその変化を嫌います。

そのために、たくさんの「できない」いいわけを言い始めます。
しかし、「できない」というのは、いずれも思い込みに過ぎません。

思い込みとは、根拠がなく事実ではありません。

「できない」と思えば、それ以上実現するために考えたり、行動したりはしません。

その思い込みは、あなたの潜在意識の中の記憶(プログラム)にあり、それが反応して、実現への行動にブレーキをかけてくるのです。

心の障害に気がついたら、即、メンタルハウスクリーニング※(以下メンクリ:心の大掃除)をすることです。

これについては、後述します。

しかし、その前に今一度あなたの願望の動機を見つめ直してみることをお勧めいたします。

※心の大掃除。簡単にいえば、「できない」という思いを「できる」に変えること。

[2] あなたの動機

動機とは、あなたが願望を実現したいと思うその理由です。

なぜ、そうなりたいのか、そうしたいのかをじっくり考える必要があります。

それが、願望を実現したいという強いやる気につながります。
願望を叶えるということは、「現在地」から「目的地」へと向かう為に多大なエネルギーが必要です。

そのエネルギーは、「なりたい」「したい」という強い欲求から生まれてきます。

また、願望実現をするということは、前述しましたように、その願望を実現するに相応しい自分に変わることが必要です。

つまり、セルフイメージの変化を伴なうということです。

しかし、潜在意識は変化を嫌うといいました。私たちの潜在意識には、これまでの「私」の考え方、その癖、体験・経験したことなど全てがプログラムされています。

そのプログラムにそって日常生活の95%以上を無意識に過ごしています。

それが楽だからです。
ですから、変化しようとするときに、潜在意識は、大変だ、面倒くさい、いやだなぁ、と感じさせるのです。

その結果、実現の行動を妨げ、やる気をそいでしまいます。

このように、望む自分に変化するには、潜在意識の抵抗を乗り越えるエネルギーも必要になります。
つまり、やる気とは願望へ向かうためのエネルギーと変化への抵抗を乗り越えるエネルギーが合わさったものです。
やる気があれば簡単に誘惑にも負けません。

そのやる気を高めるために、強い願望を持つことが重要です。

4.願望設定は「〜したい」と表現する

願望を叶えるための秘訣、その一つは、

「願望を強くする」

ということでした。

願望を強くするためには、それが実現したときに、どんな利益や恩恵がもたらされるのかをよく考えてみる必要があります。

真に望むものであれば強い願望になります。

そこで、願望には2つの種類があることを覚えておいてください。

一つは「快」を求める願望。

即ち、「したい、なりたい」という欲求からくるもの。

そこからもたらされる利益・恩恵は「すること」による喜び、満足感、充実感です。

それが自他のために健全・生産的・建設的であればより最高です。

もう一つは「痛み」を避ける願望。
例えば、「○○をしなければならない」そうしなければ、今後、不利になる、何かができなくなる、困るという状況を避けるものです。

前者と同じように、それからもたらされる利益・恩恵は、同様のものです。
もし、あなたの願望が後者なら願望の表現を「〜したい」にかえて下さい。

例えば、「業績を上げなければならない」「勉強しなければならない」などです。

その奥には、不安、恐怖の思いがあるから、そう願ってしまいます。

業績が上がらなかったら、昇進できない、給料がダウンする、家計が苦しくなる、妻が苦労する。

勉強しなければ、医学部に合格できない、将来、医者になれない・・・。
と考え、不安や恐怖が出てきます。

この結果、ネガティブな方向へ焦点が合うので、実現の可能性が低くなってしまいます。

マインドの法則がマイナスに働いたわけです。

(注:マインドの法則=考えに集中すればその考えは実現するという法則)

ですから、願望は「〜したい」という願望に変えてください。

発想のしかたは、「それができなかったらどんな悲劇的状況が起こるのか?」を考え、その状態を反転すればよいのです。

簡単に言えば、語尾を変えるだけでよいのです。

つまり、「業績を上げたい」「合格したい」です。

そして、次にそれが実現した時の喜び、つまり利益・恩恵は何かと考えてください。

成功している人の共通点は、強い「○○したい」と思っている人です。

5.確信を高めるひとつの方法

<次回につづく>  

真の願望を見極め、本気で成功するために(3)

<以上>

真の願望を見極め、本気で成功するために(2)

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