没頭は本来の集中力ではない。趣味,ゲーム,恋愛,仕事の没頭から集中に切り替える方法
没頭は本来の集中力ではない。趣味,ゲーム,恋愛,仕事の没頭から集中に切り替える方法
没頭は本来の集中力ではない。没頭から健全な集中に変える3つのステップ。
あなたはネットや道楽等に没入して、あっという間に1、2時間が過ぎ去ってしまい、寝不足になった。やるべきことができなくなった。約束した時間に遅れてしまった。
“没頭”は、我を忘れている状態です。健全な集中に変えるには、どうしたら良いか。
目 次
集中力に関する主な課題
「“没頭”は本来の集中力ではない。
これを理解することで、プログラムの内容は変わる」
上記のテーマでシルバメソッド の卒業生を対象にフォローミーティングを開催いたしました。
平日にも関わらず、多くの方がご参加いただきました。
ご参加されました皆様の課題をグループに分けてみますと
下記の6つに分けられます。
- 勉強(資格取得や趣味)に傾注できず、進歩しない。(数名)
- 新しい分野の仕事に対して、不安、恐怖感があり、仕事に専念できない。
- やることがたくさんあり、あれもこれもと気になるだけで、目の前の仕事に集中できない。
- 自分の年齢を考えると、何かをしようとすると「それはできない」「無理だ」と考えてしまい、何事も専念して行動できない。
- 些細なことに捉われてしまって、頭から離れず専念できないことが多い。ささいなこととは、1日が終わってみれば、たいしたことではなかったことがわかる。
- 試験中に集中力を発揮して、必ず合格したい。
上記の課題は、多くの方が集中力の阻害する問題です。
この課題解消は、4ステップで各自の処方箋を作り、心身をリラックスして脳波アルファレベルでプログラムをしていただきました。
この関連した下記記事を参考にしてください。
一方、物事に没頭して、あっというまに時間が過ぎて、さまざま問題を作ってしまうとういう悩みを抱えている人もいました。
没頭と集中は、違う
一番多かった課題は、多くの方が次の状態を望んでいました。
- 2、3時間勉強に没頭できる自分になりたい。
逆に、
- ネットを見たり、ゲーム、道楽などをしている時、それに没入してしまい。時間を忘れ、時間を無駄に浪費したり、寝不足になり、翌日の仕事に影響をしてしまう。
- 恋愛に溺れ、冷静な自分が保てなくなっている自分に気づいた。周囲の人の恩を忘れた振る舞いをしてしまった。
- 仕事に忙殺される中で投入してしまい、時間や健康、家庭に歪みを生じてしまった。
さて、ここでいう “没頭” と “集中” とは同じことを意味しているのか?
実は、違います。
“没頭”とは、その勉強(対象)に心を奪われることであり、望ましい傾注とはいえません。
ですから、心が我にあらず状態になっており、対象(行為)の心を奪われ、自分で自分をコントロールできない状態になっています。
別な表現すれば、対象(行為)に溺れている状態です。
ここで言いたい望ましい集中とは、
心が対象に奪われるのではなく、心は自分にある。
即ち、自分で心をコントロールできる状態です。
没頭は、心を対象(行為)に囚われているために、自分をコントロールができない状態です。
前者は、集中を意味します。
後者の3つは、物事に没頭している状態を示します。
そのことをご参加者の方の例で説明しましょう。
ネットで検索をしていたら、いつのまにかネットサーフィンに没頭していた。
検索目的を忘れ、5分位経ったと思ったら30分も、夢中になっていた。
というもの。(主観的時間は5分で客観的時間は30分であった)
没入してしまうと、時間を忘れ、今、何の為にしているのか目的も忘れてしまっています。その状態でやり続けることになります。
多くの方がネットサーフィンで時間を無駄にしているという話を聞きます。
これは自分が目的を持って、自ら主体的な姿勢で物事を進めているわけではありません。
途中で止められなくなってしまっている、中毒状態です。
その結果、大切な睡眠時間まで削ってしまい、翌日に疲れを残してしまったりもします。
これが“没頭”してしまうことによる弊害です。
心は、ネットに奪われている状態ともいえます。
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没頭の弊害
“没頭”は、“集中”に非常に似ていますが、次の点が異なります。
没頭状態は、前述しましたように
有限な時間を無駄に浪費したり、
目的を見失い、無駄なことをしている
だけだけでなく、次のような問題が生じます。
没頭すると、
緊張感が高まり、注意の範囲が狭まって(余裕がなくなり)選択の自由が奪われること。
そして
目先の作業に必死にしがみつき、それ以外のことは、いっさい目に入らなくなる。
邪魔をされると怒りを感じたり、イライラしたりと不健康な執着心が次第に表面化してくる。
更に
没入状態は、適正な判断、本来の能力が発揮できなくなる。
没頭してしまうと、適正な判断ができない状態になりがちです。
心に緊張を作る為、本来の能力を発揮できにくくなります。
一方、望ましい集中状態は、意識は傾注し、かつ、リラックスしつつ、開放性、柔軟性、自由な思考を特徴とする均衡と喜びに満ちた平静の状態です。
本来の傾注している状態は、心は自分にあり、セルフコントロールできている状態のことです。
自分の行為を客観的に見られ、広い視野をもって、対象に傾注している状態です。
その点、“没頭”している状態から健全な“集中”に切り替えることが、人生の有限な時間を適正に有効に使用する為にも非常に大切です。
”ボットウ”する状態はなぜ生じるのか?
なぜ、我忘れる没頭してしまうのか?
対象に心を奪われるとは、自分がコントロールできずに、誘惑されている状態と言っても良いでしょう。
人が誘惑されやすい状態は、下記のような時に生じます。
・疲れている時
・結果、ストレスが蓄積している時は、
誘惑に負けやすくなります。
また、衝動性が強い人は、誘惑に負けやすいとも言えます。
衝動性が強い人は、自制心、つまり自己コントロール能力が低いと言います。
衝動性が強い人は、下記のような傾向にあります。
- 警戒心と慎重さに欠ける。
- 将来性のことを考えるのが苦手。計画性に乏しい。
没頭状態から健全な集中に変える3つのステップ
没頭と集中の違いが理解することにより、健全な集中に改善することが可能になります。
没頭も、健全な集中も、癖です。
癖は、あなたの潜在意識に形成された記憶です。
例えば、ネットサーフィンで没入してしまう方は、毎晩、この行為をしている中で、潜在意識の記憶として毎晩、サーフィンするのものだと記憶され、それが自然であり、それをしないと違和感を与えて、サーフィンをするようにコントロールされます。
違和感の例として、ソワソワする。落ち着かない。その他・・・
その違和感は、ネットサーフィンすると、落ち着き、安心感をもたらされます。
ですから、没頭から健全な集中にする習慣(癖)を形成すれば良いことになります。
次の3つのステップで健全な集中化にしていきます。
望む状態を明確にする:ステップ1
望む傾注状態を明確にします。
前述した没頭状態の下記の弊害があると紹介しました。
- 緊張感が高まり、注意の範囲が狭まって(余裕がなくなり)選択の自由が奪われること。
- 目先の作業に必死にしがみつき、それ以外のことは、いっさい目に入らなくなる。
- 邪魔をされると怒りを感じたり、イライラしたりと不健康な執着心が次第に表面化してくる。
これならの弊害を解消して、望む状態は、例えば下記のようになります。
- 緊張感 ⇒ リラックス
- それ以外のことは、目に入らなくなる ⇒ 周囲に状況も柔軟に感じ取れる
- 邪魔されると怒りを感じる。イライラ ⇒ 心に余裕をもつ
望む状態ができた時の利益恩恵を明確にする:ステップ2
その状態になったとき、どんな喜びが得られるか。
利益、恩恵です。
それが弱いと変えようとする動機が弱いので変えることが難しくなります。
例えば、
- リラックス、心に余裕をもてるようになれば、ストレスや疲れがたまらない。
- また、本来ある能力を自然に発揮できる。
- 人との対応も穏和になり、良い関係が築ける。等です。
更に、あなたの有限な時間の浪費を避けられ
- 自分の目的に時間を使い有効に活用できる。
- 全てが、自分の心に従い主体的にコントロールでき、自分の喜び方向に生きることができる。
- …
この例のように、あなた自身の立場で健全な集中ができたら、どのようなメリットが得られるかを具体的に列挙してください。
もし、それらが強い望む姿でしたら、それを実現することに情熱を傾けたくなります。即ち、強い願望になります。
この願望が、次のステップ3を効果的に実現することができます。
望む状態を潜在意識にプログラムする:ステップ3
潜在意識に望む状態をプログラムします。
プログラムするとは、あなたの潜在意識に望む状態を記憶させることを言います。
それを効率よく潜在意識にプログラムする方法は、
①心身リラックス:静かな場所で、目を閉じて、心身をリラックスして、脳波をアルファ波状態にすることです。
脳波アルファ波状態は、潜在意識に直結するレベルですので、効率良く、潜在意識にプログラムが可能になります。
尚、この文章を読んでいるあなたは、脳波ベータ波状態です。このレベルは、あなたの意識の顕在意識に直結し、その意識につながるレベルになります。但し、潜在意識は、使い難いレベルでもあります。
②プログラム:次に、趣味をしている場面で、没頭状態から健全な傾注状態を築く為に、下記のようなプログラムをします。
「私は、〇〇の趣味を楽しんでいる時も、リラックスして、周りの家族にも気づかいながら、楽しみながら行うことができます」
数回、心中で宣言します。声を出して宣言しても結構です。この行為は、潜在意識にプログラムする行為です。
簡単ですね。
③戻ります。
次のことを宣言してください。
「私は、今から1から5まで数えます。5数えた時、指を鳴らし、目を開けると、熟睡したときのように気持ちよく、すっきりします。」と宣言した上で、
1、2、3、4、5(と宣言し)…
指を鳴らし、目を開けて、心の中で、達成したことを先程の言葉を再度宣言します。
その結果、この練習する前以上に気持ち状態で戻ることができます。
このことを、毎日繰り返してください。
そして、望む状態を自然に感じられるようになったら、その時は、このことを止めて良い時です。
アルファ状態に入り方に関しては、下記の無料メールセミナーに添付してあります誘導音声をご活用することをお勧めします。
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前章で没頭状態を作る誘惑に負けん心を作ることが大切です。
誘惑に負けんない為に疲れ、ストレスを貯めない
疲れ、ストレスを開放するには次の二つを並行することが大事です。
① 疲れ、ストレスを逐次解放する。
休憩や昼食時間などを利用して、3から5分ほど、前述しましたアルファ波状態に入ることにより、逐次疲れ、ストレスを解放することが可能になります。
医学的に、1日のストレスは、15分リラックスしてアルファ波状態に入ることにより、解放されるといことが分かっています。
② ネガティブ思考をポジティブ思考に自分を変える
ストレスを作る大きな主な原因は、問題が生じた時等にネガティブに考えるから、ストレス(疲れ)を作ることになります。ですから、ネガティブに考える癖がある方は、ポジティブに考える自分に変えることです。
具体的なやり方は、下記をご参照ください。
↓ ↓ ↓
「思考転換…心配、不安をプラスの感情に瞬間的に変える簡単な方法」
衝動性が強い方や誘惑に負けそうと感じるなら
下記のことを検討してください。
- 自己分析して、誘惑に負けそうな事柄を遠ざけることです。あるいは止める。
- 誘惑されやすい、例えばネットを見る時ならば、その見る時間を決める。自分にコミットメントします。例えば、目を閉じてリラックスして、心の中で「15分間だけネットを見て、それで切り上げます」と宣言してください。その上で、ネットを見るようにする。その為のタイマーを設定する。それが守れたら、声を出して、プラスのプログラムする為に、「達成できた!」と宣言しましょう。
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健全な集中力は、ビジネスの成功と人生を豊かにする最も大切なスキルです。
能力や効率を高めるだけでなく、心の余裕と楽しみまでもたらします。
さらに、あなたの潜在能力を引き出す潜在意識を活用することまで可能になります。
即ち、あなたの可能性を広げてくれる大切な力は、健全な集中です。
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まとめ
“没頭” と “集中” は違う
“没頭”とは、その勉強(対象)に心を奪われることであり、望ましい傾注とはいえません。
望ましい集中とは、心が対象に奪われるのではなく、心は自分にある。即ち、心をコントロールできる(している)状態です。
没入してしまうと、適正な判断ができない状態になりがちです。
心に緊張を作る為、本来の能力を発揮できにくくなります。
望ましい集中状態は、リラックスしつつ、開放性、柔軟性、自由な思考を特徴とする均衡と喜びに満ちた平静の状態です。
没頭状態から健全な集中に変える3つのステップ
- 望む状態を明確にする:ステップ1
- 望む状態ができた時の利益恩恵を明確にする:ステップ2
- 望む状態を潜在意識にプログラムする:ステップ3
誘惑に負ない心を作る
① 疲れ、ストレスを逐次解放する。
② ネガティブ思考をポジティブ思考に自分を変える
衝動性が強い方や誘惑に負けそうと感じるなら
・誘惑の環境をなくすることです。
健全な集中力は、ビジネスの成功と人生を豊かにする最も大切なスキルです。
以上、「没頭は本来の集中力ではない。趣味,ゲーム,恋愛,仕事の没頭から集中に切り替える方法」でした。
<以上>
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