◆阪神大震災に平常心が保てた自分
潜在意識の活用&自己啓発法のシルバメソッド・ニュースに掲載された卒業生の体験談です。
【カテゴリー:精神面−自信
潜在能力面−その他】
阪神大震災に平常心が保てた自分
私の助言者おおいに活躍
鈴木千代乃さん (助教授 43歳 神戸)(仮名)<99158>
阪神大震災は、夜明け前の深い眠りを破った!セータ波から、いきなりベータ波へ━何が何だかわからぬまま、隣にいた主人と重なり合うようにうずくまり(もちろん、私のほうが下。
助かろうという本能か)、揺れのおさまるのを待った。
台所の食器棚が倒れ、食器が散乱している。
居間のテレビは前に転がっている。
書物は、本棚から全部飛び出していた。
幸い、地盤が堅かったのか、築三十五年の文化住宅である私たちの借家は、ビクともしなかった。
すぐに復旧したテレビからの映像でことの重大さを知った。
その後は、毎日のように襲ってくる余震におびえた。
身動きのとれない状態で、水汲みと食糧の調達がすむと、1日何もすることがない。
そこで、はたと気づいた。
「そうだ、レベルに入って、余震を鎮めよう」何という大胆かつ不遜な思いつきだろう! しかし、私は真剣だった。
とにかく余震が恐い。
3から−、10から1で、助言者を呼び出した。
私の助言者は男性。
なんと、わが夫! 女性は頭に玉を置く白衣観音である。
−これが出てきたときもびっくりしたが、今回はもっと驚いた。
夫であるはずの助言者が、このときばかりは、すざましき怨怒相の不動明王に変わっていた! その不動明王が、淡路の北部から神戸、芦屋、西宮の空を飛んでいる。
そして手にした剣の先からは、真っ赤な液が流れ出て割けた地面に注いでいる。
その液は、どろどろに溶けた鉄のように熱いが、割けた地面をふさぐと、ジュツという青までも聞こえて、白く固まっていく。
そのあとを白衣の観音が飛んで、手にした玉を地面に投げる。
玉はまた観音の手に戻り、観音はまた投げる。
これを何回となく、くり返している。
地面はしっかりと固まつていった。
こんなことを毎日続けていた。
しばらくして、地震後はじめて本格的な雨が来そうだとテレビが報じた。
テント暮らしの人々が溝を掘ったりして対策を講じていた。
そこで、またレベルに入る。
するとすでに白衣観音が待ち構えていて、ゆっくりと白衣の袖を広げた。
天を仰ぐと、姫路の西のほうから六甲山の向こう側にかけて、白いべールがかかって、西からくる雨雲を披災地から遮断していた。
雨は小降りですんだ。
私は思わず「やった!」と思った。
また、この激震に耐えた家にも、柱の中にマインドを投入して感謝し激励した。
この一年あまり、胸のつぶれる光景を数多く見た。
今もまだ痛ましい傷跡はあちこちにある。
そんな光景を、平常心(でもなかったが)でしっかりと受け止めることが、できたのも、シルバ・メソッドのおかげであると感謝している。
今は、不動明王は、もう前の姿に戻ってあまり出てこないが、白衣音は離れて住む母親(どうも自律神失調気味らいく)に毎日に、白い衣を着せては治療を施し、忙しく働いている。
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