集中力がビジネス成功、学習能力の差をもたらす

集中力がビジネス成功、学習能力の差をもたらす

集中力が大切だと誰でもが思っています。
集中力を高めるトレーニングをしているかというと、多くの方はしていません。
集中力の重要性、即ち、ビジネスの世界や学業で差がつく原因が集中力の差であることを十分認識していないからです。

また、我々にとって、何かに集中しようと思えば、どんなものにでも即座に集中できる。本を読んだり、書いたりできるのも、背後に「集中力」が働いているからで、これを意識的にやらねばならぬとすれば大変なことになる。自然に集中力を発揮できているからでもあります。だから、当面は何ら集中力を高めようの意識がない。

■集中力が、潜在能力を引き出す

ヒラメキや直観にしても、あるいは感受性、洞察・分析力、さらには学習や仕事の能率、スポーツや勝負ごとや芸ごとのカンといったものにしても、その働きの違いは、「集中力」が鋭くできているかの違いによってきまります。
事実、いろいろの分野の、名人・達人の方は、ほとんど例外なく、能力の差は「集中力」　の差だ、と異口同音に述べておられます。
このことはほぼ間違いないのではないかと思います。

■人間は、不思議な能力を備えている。その一つが集中力

人間には、普段意識していないが、不思議な能力がいっぱい備わっている。例えば、病気やけがを回復する力。悩み・怒り・悲しみ等を鎮める力。物事を感じたり見分けたり、聞き分ける力。危険を避ける力。バランスをとり、周囲と調和する力。それに、覚え込む力等々。

こういうパワーは、自ら意識し、力まずとも自然に出てくるもので、言ってみれば先天性というようなものです。

そういうパワーのひとつが、「集中力」です。
「集中力」というのは、現在我々が、能力、能力といっているものすべての、ポテンシャル・パワー＝潜在能力です。即ち、潜在意識の力です。

■集中力は、お釈迦様の知恵をもたらした

集中力の重要性はすでに２５００年も前に、お釈迦さんが発見し、自らそれを実行することによって、般若波羅密多、すなわちすべての能力をコントロールし得る最高の智恵を会得しておられます。

すなわち、釈尊は、学問の積み重ねや、難行苦行によって到り得なかった彼岸に、坐禅といぅ、集中訓練法によって行きついているのです。

■集中力を高める３つの方向のトレーニング

お釈迦様が座禅により高め、叡智をもたらした。そこに集中力を高める方向の一つがあります。
しかし、何年も座禅をして「集中力」を高めることは、一般社会人にとっては無理です。

集中力を高める為に次の3つの方向で高めることにより、即、集中力を発揮できる自分ができます。

１）座禅と同じ境地、心身をリラックスして、脳波をアルファ状態にして、集中力を高めるプログラムをし、潜在意識に集中できる自分を形成ることは、短期間、いや短時間で可能です。

脳波アルファ状態は、視野が広がり、心が落ち着くレベルです。その状態で潜在意識に望む状態ができるようにプログラムすることが、効果的にできます。潜在意識は、プログラムどおり、私達をコントロールしてしまいます。

２）「集中力」の発揮には、「集中力」そのもののトレーニングのほか、「集中」を妨げるもの、例えば、「イライラ・クヨクヨ」といった心の不健全状態を取り除く、即ち、もろもろの心理的・物理的環境条件を整える必要がある。
特に、心理的な面が大きいといえます。「イライラ・クヨクヨ」のは自分の心が単に反応しているからです。

健全な心理的状態にするために、シルバメソッドでは、メンタルハウスクリーニング法（心の大掃除）があります。それは、集中力を阻害する大きな要因は、間違った思い込みが潜在意識にプログラムされています。そのプログラムを中和して、健全な思いを潜在意識にインプットすることです。

３）坐禅では、「鼠をねらう猫の心境で坐れ」とよくいわれます。集中力を発揮するには、「やる気」、集中する強い動機付けが大切です。やる気という気構が、集中力の発揮には不可欠です。また、その中で自然のリズムに乗ることも大切である。

以上、三つの方向で行えば、「集中力」をより発揮できる自分をもたらします。

集中力が、ビジネスや学習の大きな差をもたらします。達人と凡人の差は、集中力の差です。この事実から、集中力を意識に的に高めることが大切です。

＜以上＞

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