飛行機が怖い?恐怖症を克服する5つの方法

飛行機が怖い?飛行機恐怖症を克服する5つの方法

飛行機とOKサインをするインカムつけた女性

なぜか、飛行機に乗るのが怖いと感じる方、何がそう思わせるのか?

潜在意識を活用して、飛行機恐怖症に対処する5つの克服方法をご紹介します。

目  次

【1】飛行機は世界を肌で実感するための道具

 1.1 ビジネスのグローバルな展開に飛行機は必要不可欠!
 1.2 意外に多い海外の苦手な人たちと怖い理由

 1.3 本当は「飛行機は落ちない」ことをわかっているのになぜ?

【2】なぜ、飛行機が怖い!? 主な6つの理由

 2.1 全てを人にコントロールされているという怖さ①

 2.2 閉所による圧迫感②

 2.3 高所による恐怖感③

 2.4 過去の飛行機にまつわる怖い体験④

 2.5 パニック発作による引き寄せの予感⑤

 2.6 なぜか、死を連想してしまう⑥

【3】怖いと感じてしまう本当の原因

 3.1 「怖い」と反応するのはあなたの無意識

 3.2 過去の記憶を消し克服することはできるか!?

【4】「飛行機が怖い」を克服する5つの方法
 4.1 克服願望を強め、覚悟を決める5つの質問

 4.2 一番怖い課題を絞り込み、願望を明確化する

4.2.(1)現状を認識し、課題を特定する

  4.2.(2)克服した望む姿を明確化する
  4.2.(3)望む状態を手直しする

 4.3 心と体のリラックスで恐怖症を克服する方法

4.3.(1)心のリラックスによる効果とは?

  4.3.(2)心と体のリラックス実践の仕方

 4.4 具体的なイメージを活用して、楽しく克服する

 4.4.(1)ステップバイステップ&小さな成功体験を積み重ねる 

  4.4.(2)イメージを活用して克服する方法

 4.5 飛行機の安全性や快適性を改めて認識しよう!

4.5.(1)飛行機は、なぜ飛べるのか?

  4.5.(2)エンジンが停止しても飛び続けられる!?
  4.5.(3)ほとんど自動操縦って、ホント!?
  4.5.(4)安全管理の要は整備士!
  4.5.(5)怖い重大事故は約300万フライトで1回に激減
  4.5.(6)悪天候でも大丈夫な理由
  4.5.(7)乗り物酔いによる耳機能の不安を克服するコツ
  4.5.(8)フライト中の音の変化を意識しよう!

【5】まとめ

飛行機は世界を肌で実感するための道具【1】

ビジネスのグローバルな展開に飛行機は必要不可欠!

今日では、運賃も手ごろになり、なくてはならない交通手段になっています。

コロナ前は羽田空港の1日の発着便数は約600回、これは2分に1回発着している計算になります。

夜間は、閑散タイムなので、日中はもっと過密していることになります。

いずれもコロナ前ではありますが、旅客数は、年間9,587万人。
一番利用者数が多い路線は、羽田〜札幌間で年間900万人だったそうです。

一方、成田空港はといえば、2018年の発着回数は開港以来の最高値255,003回/年だったそうです。
1日の発着便数は約700回。
国際線外国人旅客数は4,260万人。

7年連続便数増加、観光客も当然増加していました。

しかし、コロナ禍へ突入。

現在、コロナ収束を迎えつつあるこれからは、上記の数字に近づいていくことでしょう。

これだけ多くの人たちが行き来して、自分の肌で、日本や外国を感じているのですね。

世界を股にかけて仕事をしている人たちにとっても、国内をあちらこちら行き来する人たちにとっても、今となってはなくてはならない乗り物です。

海外の飛行機恐怖症の人数と怖い理由

しかしながら、このような便利な乗り物に不安や恐怖を強く感じる人たちが多いのも事実です。

国内では、新幹線よりも飛行機の方が運賃が安かったり、時間的にも短時間で済むケースも多々あります。なのに、絶対に新幹線を選択する人たちがいます。

航空機の専門家によると、世界では約5億人が飛行機に対する恐怖を深刻に感じていると言います。

それに乗るのを怖がっている国別の調査があります。それは以下の通りです。

人口に対する割合
オーストラリア20%
オランダ28%
アイルランド18%
ノルウエー18%
スエーデン18%

あいにく日本では、この種のデータが見当たりません。が上記の国々の割合から推察すると2割前後はいるのかなと考えられます。

これらの恐怖を感じている人達の詳細は、以下のことがわかっています。

  • 年齢や社会的地位、経済的背景、職業に関係ない。
  • 実際に飛行機で旅行したことがある、無しに関係がない。
  • 定期的に乗っていた人が、ある日突然、恐怖に襲われ乗れなくなるケースもある。

本当は「飛行機は落ちない」ことをわかっているのになぜ?

世界地図と航路とおもちゃの飛行機

では、実際に飛行機の事故率はどうでしょうか。

国際航空運送協会
(IATA:https://www.boueki.jp/cat-i/internationalairtransportassociation.php)

の調べによれば、2001年前後の重大事故の確率はほぼ100万フライトに1回程度だったのが、2011年には100万フライトにつき0.37回まで減った。

つまり、約300万フライトにつき1回の確率になったということです。

また、アメリカの国家安全運輸委員会
(NTSB:https://www.ntsb.gov/Pages/default.aspx

によれば、事故が起こる可能性は、1000万回分の3.4回ということです。

両者の多少の誤差はありますが、車の死亡率は1万回分の3回です。つまり、飛行機事故の1000倍です。

これらの数字から比較すれば、極めて低く安全性は高いといえます。昨今の高齢者による事故は、受け身側としては防ぎ用に困ります。

この安全性が高い理由については、第4章にて詳しく記載しておりますので、ご確認ください。

しかし、安全性がわかっていても、約半数人たちは、怖いという感情をぬぐいきれないようです。つまり、頭では理解できるけれど、体や心が納得していないという状態です。

海外へ行く必要がなければ、乗らなければ済むことです。改善の必要性はないでしょう。

しかし、自分が行かなければ話がまとまらない、どうしても自分の目で確かめたい!

会社の未来がかかっている、かつあなたの代わりがいない!ということであれば、克服する価値は大いにありますね!

人生のターニングポイント!になるのではないでしょうか。

では、その恐怖を感じる要因は何でしょうか。次の章で説明していきましょう。

なぜ、飛行機が怖い!? 主な6つの理由【2】

夜間のライトアップされた滑走路を飛び立つ飛行機

前章で触れましたが、飛行機に乗りたくないという人は、一定数いるようですね。

彼らは事故率が低いことがわかっていても、また、過去のトラブルの有無にも関係なくということのようです。

もし、あなたが実際になぜか怖いと感じているならば、下記の6つのタイプからその要因を特定していきましょう。

それによって、あなたの抱えている問題の正体がわかれば、解決に必要な行動をとることができます。

そうすれば、苦手意識を克服する糸口になりますね。

飛行機が怖い主な6つの要因は以下の通りです。

全てを人にコントロールされているという怖さ①

苦手な人たちの中で一番多いのが“全てを自分でコントロールしないと気が済まない”というタイプです。

車ならコントロールできますが、会ったことがない、顔の見えない機長に操縦桿を任せなければいけないということ。

ましてや海外へ行く場合には、長時間任せる必要があること。

あなたには到底コントロールできるような物体ではないことは百も承知、それらがどうにも気に入らない、我慢ができないということです。

常に自分でコントロールしなければ気がすまない人には、次のような特徴があります。

  • 全てを「私」の支配下に置こうとする。
  • 自分に自信がない、あるいは他人を信頼していない人は、状況に脅威を感じると、筋道の通らないやり方でひたすら守りの態勢に入る。

それらの反映が、「怖い」という形で身体的症状を引き起こすようです。

⇒基本的な対処方法は、飛行機の安全性や機長、客室乗務員(以下CA)を信頼すること。

これを頭で理解するのではなく、心、無意識が理解することによって、克服率がグンと高くなっていきます。

それに関しては、後章で克服の仕方を説明していきますね。

閉所による圧迫感②

これは、狭い場所や密閉された場所に行くと激しく不安を覚えるというタイプです。

このような人の割合は、意外に少ないようです。

例えば、ある人は機体が空を飛び、当然機内も密閉されているため、何かあった時に外へ出られないというストレスから不安や恐怖を感じます。

別の人は、子供の頃の何かしら閉じ込められて傷ついたというトラウマ的体験から、拒否反応を示してしまうようです。

高所による恐怖感③

飛行機に乗るのが怖いという人は高所もこわがる傾向にあるということが研究から分かっています。

高いところで足がすくむ、めまいがするという感覚に襲われ、怖くて動けなくなってしまう状態です。

誰でも高いところから、真下を見下ろすと恐怖を感じます。

ただ、彼らはすぐに墜落するのではないか、地面に激突したら、海に落ちたら・・・という想像力を発揮します。

その為、閉ざされた空間で高度10キロ地点を飛行することに、尋常でない違和感を想像力を使って感じてしまうようです。

しかし、機内に乗ってしまえば下は透けては見えません。

もちろん、発着陸時には窓から下が見えますが。高所が要因の場合にも、前者の閉所同様に、過去の怖い経験が影響してしまっているケースもあります。

また、想像力が豊かで、すぐに墜落することを想像してしまう、それが癖になっている場合も少なくありません。

その繰り返しから、なぜか「高所で怖がってしまうのが私」というセルフイメージができていて、そのような身体的症状を作ってしまっているとも考えられます。

本人は意識的にそうしているわけでは決してありません。

過去の飛行機にまつわる嫌な体験④

パニック発作まではいかないけれど、過去に苦しい経験をしたことがある場合、それを連想して拒否反応を起こしてしまう人たちもいます。

例えば、フライト中、気圧の変動で耳が痛くなり、唾を飲み込んでも一向に改善せずに、辛い飛行時間になった。

或いは、乱気流に遭い、激しく機体が揺れて酸素マスクが落ちてきて死ぬかもしれないと思った、とか。いずれも無事だったけれど、各個人には、嫌な体験として強く印象に残っています。

或いは、これまでにハイジャック事件や墜落があったことを自分とは関係なかったにも関わらず、嫌な記憶として強く残っている人もいます。

彼らは、自身の体験か否かに関わらず、嫌だと感じた記憶を何度も繰り返すことによって、自ら恐怖心を増していき、「怖い」という心理現象を引き起こしている可能性が高いです。

それによって、飛行機を避けるのは当然!と自分に言い聞かせて、正当化している傾向にあります。

パニック発作による引き寄せの予感⑤

飛行機は怖くないという人でも、パニックになる経験をしたことによって、“フライト中に発作が起こってしまうのではないかと考えてしまう、或いは、いきなり乗れないと感じるようになったケースもあります。

代表的な症状は、息苦しくなる。窒息するような感覚。気を失いそうになる。

めまいがする。吐き気や手足がしびれたり、麻痺したりする感覚、頭痛を感じるなど。

電車やバスでも、一度でもそのようなパニック発作様の症状を経験している人は、特定の環境と発作を結びつけて考えてしまう傾向にあります。

ですから、そのような場所(環境)をできるだけ避けようとします。

また、この発作は、過度のストレスが引き金となって起こるケースもあります。

例えば、ある人は、海外へ仕事で行く際にたまたま天候が悪く、行きも帰りも乱気流にあって、長時間怖い思いをした人がいます。

その後、また、同じ国に行くときに、また乱気流に会い、今度こそ危ないのではないかと、自らの想像力を最大発揮してパニック状態になった方がいます。

彼の場合には、仕事の疲れと当時離婚問題でのストレスも重なって、この様な症状が生じたのではないかということでした。

私たちはストレスが溜まっていると、何かと物事を悪く考えがちです。心は元気なつもりでも、実際に発している言葉はネガティブな言動が多かったりします。

また、体ではそれほど異変を感じていなくても、健康診断でいきなり要注意データがでる場合もあります。

ですから、日頃から客観的に自分の疲労度合いや体調のチェックをしながら、ストレスケアをしていくことはとても大事ですね。

なぜか、死を連想してしまう⑥

異常なまでに深刻に死の恐怖に取り付かれている人たちです。

この種の方は、不安を裏付けるような事実は一つもないのに、自分のやること全てに最悪の結果を招くと勘違いしています。

頭で勝手な憶測をして混乱し、問題を大きくしてしまう傾向にあります。

原因は一概にはわかりませんが、子供の頃からの環境が大きく影響している可能性が高いとも考えられます。

以上の主な6つの要因から生じる恐怖や不安は、全て自分の心が反応して作っています。

ただ、それは単独では生じません。
何かしらのきっかけがあって起こるようになってしまったと考えられます。

例えば、車に酔いやすい人は、車中の独特な匂いを嗅いだ途端に、嫌な予感を感じて案の定、車酔いの症状が出てきます。

その様なきっかけが何かを把握しておくことは、改善のポイントにつながっていきます。

怖いと感じてしまう本当の原因【3】

ライオンの被り物をして腕を組み空を眺める男性

飛行機に対する恐怖心をあおってしまうのは、自分自身の心だと言いました。

それが何か、なぜそうなるのかを知ることによって、効率よく恐怖をとり除き、安心して乗れる状態を作ることが可能になります。

「怖い」と反応するのはあなたの無意識

怖いと感じるのは、あなたの意思とは関係なく反射的に生じる反応です。

それは言い換えれば、一つのクセ、習慣です。

「飛行機」に関連する何かがきっかけで、その嫌な気持ちや身体的な症状が引き出されてしまうということです。

そのクセには、いろいろあります。日頃使う言葉や行動、思考のクセなどもそうです。

これらは、個人の潜在意識(≒無意識)に記憶として形成されています。

それに従って反応した結果、ことばや行動、思い(感情)としてでてきます。

あなたが「怖い」と感じるその反応も同様の現象です。

つまり、感じたことを何度も思い出し考えてしまう、或いは、強烈な刺激を受けることによって、それが潜在意識に記憶として深く刻まれていきます。

それが、何かのきっかけを合図に、心理的、或いは身体的な反応として出てくるということです。

過去の記憶を消すことはできるか!?

なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか?

それは顕在意識と潜在意識の力関係にあります。

頭で、飛行機が墜落する確率はものすごく低いとわかっています。

それは顕在意識、つまり左脳で理解しているにすぎません。

心から「大丈夫、問題ない」と腑に落ちるという本能的な理解をするためには、右脳が鍵を握っています。

右脳にアプローチすることで、潜在意識の反応を改善することができるようになります。

つまり、後者に刷り込まれた記憶の方が圧倒的に前者よりも強いということになります。

例えば、自転車に乗り始めの頃は何度も転んで、身体でバランスの取り方を覚えました。

慣れてきたら、何も考えなくても普通に乗れますね。

普通にできる状態になった時に、潜在意識にその乗り方がしっかりと記憶されたことになります。

ここではそれをプログラムされたと表現することがあります。

ですから、「飛行機が怖い」という反応を改善するためには、そこへ「大丈夫、安心、平気、問題ない」という状態をプログラムしていくことです。

つまり、過去の記憶は消すことはできませんが、新たにそれを覆すものをプログラムしていくことによって、改善していくことができるということです。

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「飛行機が怖い」を克服する5つの方法【4】

海岸と砂浜にGo or Stopの文字

飛行機に対する恐怖感がある間は、改善できるとなかなか思えないですね。

しかし、これまでにお伝えしたあなたの苦手意識を持つ要因を特定して、じっくり落ち着いて取り組んでいけば、改善できる可能性が高いのです。

なぜなら、あなたには、それを乗り越える力が備わっているからです。

それでは、改善をサポートする為に、次の5つをご紹介します。

1)克服願望を強め、覚悟を決めるための5つの質問

2)一番怖い課題を絞り込み、願望を明確化する

3)心と体のリラックス方法:不安や恐怖に対する体質改善の実践

4)具体的なイメージを活用して、楽しく克服する方法

5)飛行機の安全性や快適性を再認識!

飛行機を克服する5つの方法図

克服願望を強め、覚悟を決める5つの質問

人生にはいろいろな願望や目標があります。

仕事で成功したい、不健康な悪習慣を断ち切りたい、人間関係を良くしたい、失敗を繰り返したくないなど。

それらを達成するには、明確で強い願望が必要です。

それがあれば、改善に向けての強い動機づけとなり、行動を起こす原動力となります。

また、達成しようとする強い決意や覚悟ができます。

単に、願望が叶うように「思う」だけでは、先延ばしが生じ、本気になって取り組まない傾向にあります。

では、あなたが本当に怖い気持ちを取り除きたいと思っているのかどうか、その覚悟をするために下記の質問に答えてください。

答えは紙に書き出してください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【克服願望を強め、覚悟を決めるための5つの質問】

  • 乗れないことによるビジネスやプライベートでのデメリットは何ですか?
  • このままのれなくても大した不都合はありませんか?
  • 乗れるようになったら、公私ともにどんなメリットが考えられますか?
  • そのメリットはあなたの人生にとって、大きな価値を感じますか?
  • 一番行ってみたい国はどこですか? それはなぜですか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、いかがですか? 覚悟が決まりましたか?

この苦境を乗り越えた暁には、あなたの人生が大きく変わり、将来の可能性が広がることを感じられますか。

それが実感できれば、すでに半分は克服できたも同然です。

そう実感できない人は、時間がかかっても、鉄道と船の利用をお勧めします。

ただ、克服できないからダメな人間だとは、決して考えないでくださいね。

その必要性を感じていないか、まだ覚悟ができていないだけなのです。

では、覚悟ができた方は、次に進みます。

一番怖い課題を絞り込み、願望を明確化する

まずは、あなたが「怖い」と感じる問題を特定します。

その中から最も重大なもの、つまり恐怖・不安レベルが一番高いものを特定します。

なぜなら、それが明確になれば、具体的に対処しやすくなるからです。

そして、特定した課題が、苦手意識をもつ主な6つの要因のどれに当てはまるかを確認します。

さらに、それがどのような状態に改善されればよいのか、どうなることを望んでいるのかを考えていただきます。

(1)現状を認識し、課題を特定する

あなたが「怖い」と感じる課題をすべてあぶり出します。

そして、下表の課題特定シートを活用して次の手順で進めます。

a)あなたが飛行に乗ることを考えた時に一番恐怖や不安を感じること(課題)は何ですか?1つに絞ります。

b)その課題を下表のA欄のレベルに準じて自己評価し、○印をつけます。

c)そのB欄に、下記の①②のあなたの答えを記入していきます。

①どんな時に、どんな場面?何が起こった時?(事例:表をご参照ください)

②何がキッカケで、どのような状態になるのか?

d)その課題は、「苦手意識をもつ主な6つの要因」(下参照)のどれに該当するのか、その番号をC欄に書き入れます。

全てを人にコントロールされている恐怖①

閉所による圧迫感②

高所による恐怖感③

過去の飛行機にまつわる嫌な体験によるもの④

パニック発作による引き寄せの予感がする⑤

なぜか、死を連想してしまうほどの怖さ⑥

(2)望む姿を明確化する

・あなたはその課題がどのような状態になることを望んでいますか?

具体的な状態を考えてみます。それを表の下の欄に記入します。

まずは、(1)(2)の作業を下記の表を使って行ってください。

怖い レベル 課題特定 シート

(3)あなたの望む状態を手直しする

【苦手意識をもつ主な6つの要因】別に分けて、改善例をご紹介していきます。

それを参考にして、あなたが望んでいる状態をじっくりと考えてみてください。

考えるだけ、想像するだけです。

できない・・・という気持ちが湧いてきたら、できるところまでイメージしたり、できる内容のイメージに作り替えてみてください。

そして、手直しした内容を先ほどの欄に清書します。

なお、より具体的なイメージの参考例は、後節の「具体的なイメージを活用して、楽しく克服する方法」をご参照ください。

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【苦手意識をもつ主な6つの要因】別の参考アドバイス

一応、苦手意識をもつ主な6つの要因に分けて、改善例をご紹介していきます。

個人差があると存じますが、あなたが望んでいる状態をじっくりと考えてみてください。

考えるだけ、想像するだけです。
できない・・・という気持ちが湧いてきたら、できるところまでイメージしたり、できる内容のイメージに作り替えてみてください。

a. 全てを人にコントロールされているという怖さを感じてしまう①の場合

前述しましたように、事故率は、車の1000分の1です。

左脳的には理解できますが、心がどう感じるかが問題です。

そのためにも、できる範囲内で、自分が乗る機種やパイロット情報、C
A(キャビンアテンダント)経験や訓練状況など、

信頼に値する情報を航空会社から収集してみてください。

自分で確かめることによって、安心を確信に変えていくことができます。

■望む状態は?

⇒あなたが乗る飛行機(航空会社、パイロットや乗務員、整備士を含めて)を信頼し、安心して目的地まで移動することができること。

機内では始終安心して過ごせている様子。食事を美味しくいただき、映画を楽しみ、熟睡できている状態。

機内食の情報や映画情報なども事前に情報収集できれば、よりベターですね。

もし、身体的な症状が出るかもしれない場合、そのリスク対策としては、下記の②の※印をご参考ください。

b. 閉所による圧迫感を感じてしまう人②の場合

実際に肉体的に健康であれば、他の方同様に過ごせる可能性は十分あります。

しかし、この種の不安が生じるのは、単に癖になっている場合が多く、なぜかそうしなければいけないような気持ちになってしまう傾向にあります。

■あなたが望む状態は?

⇒目的地の空港に到着するまで、機内で十分落ち着いて過ごすことができること。

より具体的には上の①の同じ個所をご参考ください。

対処のポイントとしては、自分の体が収まるだけのスペースがあれば、それで十分だと納得できるように、或いは、機内は閉鎖された場所ではない、視覚的に客室が四方八方に永遠に続いているように、想像すること。

安全で安心できる場所であると、想像力を使って、自分に錯覚を起こさせることです。

この錯覚の起こし方は、後節の「心と体のリラックス方法」と「イメージを活用して楽しく克服する方法の実践」をしていきましょう。

その他、実際に搭乗する際には、座席を窓際にして、広い外を見られる環境にしておくことがお勧めです。

※もし、フライト中に閉塞感を感じたり、息苦しいなどの身体的な症状が出始めたら、深呼吸を数回(精神的なコントロールをする行動を)することによって、平常心を取り戻せることを覚えておいて下さい。

また、このような身体的な症状を静めることができているという想像も事前に何度もイメージでリハーサルをしておきましょう。

詳細は、後節にて説明いたします。

c. 高所による恐怖を感じてしまう人③の場合

この種の不安も、閉所同様に癖になっているケースが考えられます。

■望む状態は?

⇒①の同じ個所をご参考ください。

そして、後節の「心と体のリラックス方法」と「イメージを活用して楽しく克服する方法」を実践していきましょう。

その他、窓際には座らない。
窓から下は見ない。見るなら水平にみること。
機内の天井には、あなたが安心できる情景や人を想像するクセを身につけることです。

※もし、異常な高さを感じて、身体的な症状が出始めたら、深呼吸を数回(精神的なコントロールをする行動を)することによって、平常心を取り戻し、身体的な症状を静めることができているという状態も事前に何度もイメージでリハーサルをしておきます。

詳細は、後節にて説明いたします。

d. 過去の飛行機にまつわる嫌な体験を思い出して不安になる④の場合。

個々の経験に即した対処事例の情報収集をすること。

<例えば、以下のようなケース>

・気圧の変化による耳の違和感に対しては、唾液を飲み込むなどの耳抜きの仕方を知っておくこと。事前に飲み込む練習をしておくこと。

・乱気流で激しく機体が揺れた場合には、シートベルトを緩みがないようにしっかりとすること。かつ、背もたれを元の状態に戻して背を椅子につけ、両手でしっかりと肘掛を掴んで、椅子からなるべく離れないようにすること。

心の中で、
『大丈夫、必ず無事に○○空港に到着することができる』

と心の中で何度も宣言しつつ、
呼吸に意識を集中し、
ゆっくりと呼吸することを心掛けること。

<その他>

・隣の席の人が臭う、匂うケース。
香水などがキツくて耐えられそうに無いときには、我慢や遠慮しないで、早めにCAに伝えて対処してもらうこと。

・寒い、暑い場合も同様に我慢をしないで、早めにCAに伝えて対処すること。

・また、自分の席の担当CAに、以前経験したイヤだった体験を簡単に伝えておくこと。そうすれば、そういうことが起こらないように配慮してもらえたり、いざという時に、先に気にかけてもらえる可能性が高いです。

自分が気になっていることがあれば、それも事前に伝えておくこと。

例えば、右目がほとんど見えない、耳がものすごく遠い、長時間座っていると足がむくみやすい、トイレがものすごく近いなど。

伝えることによって、あなた自身の安心感にもつながっていきます。

但し、伝える時は機体が安定飛行をはじめて落ち着いた頃に、頃合いを見計らってから伝えましょう。

そして、後節の「心と体のリラックス方法」と「イメージを活用して楽しく克服する方法」を実践していきましょう。

e. f. パニック発作による引き寄せの予感がするケース⑤となぜか、死を連想してしまう人⑥の場合

このケースにあてはまる方は、これまでの①から④のケースを参考にしながら、先ずは、後節の「心と体のリラックス方法」の取り組み(3週間くらい)からじっくりと始めてください。

その上で、「イメージを活用して楽しく克服する方法」を実践していきましょう。

心と体のリラックス方法
:不安や恐怖に対する体質改善の実践

レンガの道と癒しの庭

不安や何かしら「怖い」という感情が心の大半を占める時間が長いと、あなた自身の力を発揮することができなくなります。

それどころか、毎日が面白くありません。

心がなんとなく落ち着かないと、その他の不快な感情(イライラ・文句・不平不満など)まで現れます。それらは、原因のわからない体の不調、未病へとつながっていく可能性があります。

心の管理は、身体の管理に大いにつながっています。

ここでは、自分の心のストレスを解消し、落ち着きを取り戻す基本の練習の仕方をお知らせいたします。

これは、あなた自身の力で恐怖に打ち勝ち、なんの問題もなく飛行機に乗れるようになるためのベース作りとなります。

(1)心のリラックスによる効果とは?

この方法は、一定時間呼吸に意識を集中させるだけのとても簡単にできる実践です。

これによって、下記のような症状の改善や心の状態に導いていくことが期待できます。

●緊張による過呼吸やパニック発作が生じ難くなる。

日中、私たちの呼吸は浅い呼吸になっていることが多いために、酸素が十分に脳や体の細部にまで行き渡っていない傾向にあります。

それによって、体や心の疲れを解消しにくくしています。

ですから、意識的に呼吸に意識を集中する時間を持つことで、心身のストレスや疲れを効率よく解消し、筋肉の緊張もほぐれやすくなります。

●心が穏やかになる。

怒りっぽかった人が怒らなくなり、表情が穏やかになったり笑顔が増えたりする傾向にあります。

●セルフコントロール力の向上が期待できる。

心拍数や血圧が正常値に向かう方向へ動き始めます。

と共に、ネガティブなことにあまりこだわらなくなり体調もよいと感じる日が多くなってきます。

そうするとモチベーションも徐々に上がってきて、自信を取り戻し課題を乗り越えやすい心の状況ができあがっていきます。

●その他にも下記のような効果が期待できます。

免疫力の回復、集中力向上、
心の安定、直観力が冴える、
自然体で居られることが多くなり
人間関係が良くなる、多幸感が増すため運がよくなった

と感じることが増える、冷え性改善、など。

詳しくは、下記の記事をご参照ください。

(2)心と体のリラックス実践の仕方

この方法はとても簡単でどこででもできます。是非、これからの1日15分を毎日の習慣に取り入れていかれることをお勧めします。

これは、癒し効果のある脳波α(アルファ)波へ誘導するリラクゼーション方法でもあります。

具体的な進め方は、下記のステップ1~4です。

◆ステップ1:深呼吸をします。

静かな場所で椅子に座り、目を閉じます。そして、深呼吸をしてください。ゆっくりと5回位行います。

【 補 足 1】

背もたれのある椅子を使いましょう。椅子に深く座ります。

両足の裏がすべて床につくくらいの高さがベストです。両手は、腿の上におきます。

この時の大切なポイントは、呼吸に意識を集中することです。

息を大きく吸って、ゆっくりと静かに長く吐くようにします。腹式呼吸ができる方はそれをしてください。

◆ステップ2:呼吸に意識を集中し、体のリラックスを促します。

普通に呼吸します。自分の吸う息、吐く息の音だけに耳を傾けてください。

この状態を最小10分位行ってください。時間の目安として、身体の各場所に意識を向けながら、呼吸に集中しても良いです。

例えば、

頭、額、目、鼻、頬、口、喉、首、肩、胸(心臓、肺)、お腹(胃、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱、小腸、大腸)、腿、膝、ふくらはぎ、足首、かかと、足の裏など。

頭を意識しながら、1回吸って、吐いてを実践します。

それが終わったら、次は額というように。

これを次々と場所を変えて繰り返していきます。

体の順番は頭から足先へ向かっていけば多少前後しても構いません。

【 補 足 2 】

これで、心とからだが徐々にリラックスしていきます。

そうすると、手や足の裏が温かくなってきたり、からだがズシンと重くなったり、しかし、非常に心地良い状態になります。

心がとても落ち着いてきます。

このような状態は、脳波が下がり主にアルファ波が出ています。

この時に心やからだの疲れ、ストレスが取り除かれていきます。

◆ステップ3:心のリラックスを促します。

あなたが、これまでに体験した中から、一番安全で安心できて心地よかった場面を1つ思い浮かべてください。

そして、その時、五感で感じたすべてのことを思い出してみます。

例えば、次のような場面。

季節は春。実家の縁側から陽射しが入っていて暖かい。

私は椅子に座って、庭木や咲いている花々を見ながら、とてもリラックスしている。

あるいは、心が落ち着く写真や美しい!とか感動する場面、元気が出る光景や人などの、1枚の絵でもいいし、動画でもOKです。

何か一つ決めて、それを思い出してください。

時間的には30秒から1分位です。自分で時間をはかることが難しいでしょうから、心が気持ちいいなと感じたら、それで終わって構いません。

【 補 足 3 】

ここまでの実践を継続することで、心の安定に深く関わる神経伝達物質セロトニンがちょうど良い量に調節され始めます。

これは別名幸せホルモンとも呼ばれているものです。日頃からメンタル的に不安定な人はこの量が低いといわれています。

ですので、この実践を継続するだけでも、「怖い」という感情が和らいでいく可能性があります。

◆ステップ4:終わりの宣言

心の中で、1から5までゆっくりと数えて目を開けます。

5で目を開けた時に、意識がハッキリとしていて、とても健康であること。とても爽快な気分であることも宣言すると良いです。

例えば、下記のような形でで終わります。

「1、2、3、4、5、ハッキリと目が覚めました。とても爽快な気分です。完全な健康を感じます。」

その後、背伸びをして終わりです。

【 補 足 4】

はじめの内は、1日1回15分の取り組みをお勧めいたします。

その他、1日の内のスキマ時間(朝起き抜け、通勤時間・トイレ、昼食後、眠前時など)を利用して、時間が短くても良いですから、内容を短縮して取り入れてみてください。

1回につき、3分でも5分でもOKです。

とにかくちょっとした時間をみつけて、こまめに実践していくことで、これまでに蓄積した疲れをより早く取り除いていくことができます。

習慣化するためには、なるべく21日間位は続けてみましょう。途中、さぼっても気にしないで、つづけてください。

詳細は下記をご覧ください。心身の疲れを解消し、不安や恐怖に打ち勝つための簡単な基本のリラックス方法です。詳細は下記をご参照ください。↓ ↓ ↓

誘導音声「あなたを心身リラックス&脳波アルファ波に導きます」

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潜在意識を活用して望みを引き寄せる9つのレッスン

具体的なイメージを活用して、楽しく克服する方法

地球儀を持つ男性の手とゆび家族と木の人形

あなたが何の問題もなく飛行機へ乗れるようになるということは、あなたの潜在意識の中の飛行機への「恐怖に対する記憶」よりも、「安心、安全、楽しい、快適であるという記憶」の方が勝ったということになります。

それを実現するための方法を下記にご紹介します。

(1)ステップバイステップ&小さな成功体験を積み重ねる

最初のゴールは、短距離間で飛行機に乗ることに躊躇しなくなること、「普通に乗れるのが当然」と思える自分になることです。

それを補佐する為に、小さな成功体験を積み重ねることが非常に有効です。

例えば、

電車が「怖い」という方でしたら、以下のような細かいステップを踏んで進めていきます。

・まずは、改札を通ってホームに立つ。それを繰り返し不安感がなくなったら、

・次は、電車に乗り、出発する前に、降りる。

・一駅だけ乗車する。この繰り返しをしていき、

・目的の駅まで乗車できるように持っていく。

しかし、飛行機は、電車のようには出来ないので、例えば、次のようなステップで進めていかれてはいかがでしょうか。

電車の例を参考にすれば、下記のようなステップの重ね方も良いのではないかと考えます。

・先ずは、空港に慣れること。空港まで行って、搭乗案内カウンターや手荷物検査場所等をよく観察してくる。

・空港に慣れてきたら、先ずは国内で移動時間の少ない場所60分から90分以内で飛べる地域へ行ってみる。帰りは鉄道を使って帰る。

・もう少し慣れてきたら、往復で乗ってみる。

・徐々に、飛行時間の長い区間へとのばし、海外へと挑戦していく。

このようにステップバイステップで、慣らしていきます。

かつ、次に紹介しますイメージを活用したリハーサル方法を並行して、実践することをお勧めします。

それによって、潜在意識が望む状態になるのが当然と思わせることを効率的に進めていくことができます。

成田エクスプレスと空港の写真いろいろ

(2)イメージを活用して克服する方法

前述の実践は、あなたの「怖い」を克服するベース作りでした。

それを元にして、ここからあなたの想像力を存分に発揮して、願望を実現していく段階に入ります。

ここでの目的は、想像上で飛行機に慣れていくことです。

なぜなら、慣れは不安や緊張を軽減してくれるからです。
たとえそれが想像上でも。

即ち、イメージ上であなたの潜在意識にある飛行機への「怖い」「心配」「不安」「緊張」という記憶を払拭し、平気で乗っている状態をごっこあそびのごとく繰り返していきます。

■1)プレ搭乗イメージ、実践の流れ

例えば、次の4つの段階をステップバイステップで想像していきます。

◆情報収集①◆

まずは、これから経験することを目で慣れておくことはとても重要なことです。

なので、これまでに一度も乗った経験がなければ、これから乗る人にすべての光景の写真(ポイント地点:搭乗手続き、荷物預けカウンター、手荷物検査口、搭乗口、機内の光景、等)を取ってきてもらうか、それらの写真をどこかで探して見つけます。

空港とはこういうものだという感じをつかむ事がポイントです。

事前に整備工場への見学もお勧めです。

JALもANAも事前に予約をすれば、見学ができますので、是非ご自分の目と耳で確認してきてください。

◆大ざっぱな流れの把握②◆

自宅から飛行場まで行き、搭乗手続きをして、フライトし着陸までの流れを写真・画像を見ながら想像してみます。

これを脳波アルファ波状態にしてすることをここではメンタルリハーサル(≒イメージトレーニング)と呼びます。

詳細は、下方の「具体的な進め方」をご覧ください。

◆具体的な場面を盛り込んでイメージしてみる③◆

②に慣れてきたら、前節の苦手意識の主な6つの要因別を参考にして、あなたが望んでいる状態のイメージを盛り込んでイメージしていきます。

もしもの時のリスク対策として、不安や恐怖を感じて、身体的な症状が出てきた時のための対処方法もイメージングしておきます。

また、実際に、実践して練習しておきます。
前述【苦手意識をもつ主な6つの要因】別のあなたの該当欄の※印など。

◆現実の搭乗待ち④◆

ここまでを繰り返し実践して、

あなたが『もう大丈夫!』と思える時まできたら、実際に飛行機に乗る経験をする時です。

パスポートの発行・更新の準備もしておきましょう。

【【余 談:パスポートについて 】】

5年10年用のパスポート

ちなみに、パスポートは有効期間によって色が違います。

5年用が紺色(発行手数料12歳以上11,000円)、10年用(16,000円)が赤色です。

20歳以下は5年用しか発行できません。

また、昨今はその残存期間が6ヶ月以上ないと入国できない国が増えているそうです。

海外へ行かれる際は、いきたい先の国の情報をしっかりと確認してから渡りましょう。

■2)メンタルリハーサル具体的な実践方法

まずは、前節の心と体のリラックス方法のステップ1から3まで進めます。

それが終わった後に、前述の②大ざっぱな流れを想像して、ステップ4で終わります。

そこまでに慣れたら、それに加えて③具体的な場面を盛り込んでイメージしてみます。

その時には、下記のような場面も盛り込んで、五感を通して想像してみます。

例えば、

機内食の味を想像で味わってみる、
座っている座席の生地の肌触り、
手の感触を想像してみる、

英語や日本語が入り混じった会話が飛び交っているのが聞こえる、
自分を気遣ってくれている親切な美しいCAさんがいる。
暑くも寒くもない気温で、ぐっすりと気持ちよく寝られている自分がいる、

などです。

かつ、あなたの苦手意識を克服するのに見合った想像をすること。

その他、リスク対策の練習(気分が悪くなった時の対処法)も合わせてメンタルリハーサルしておきます。

ここまでで大切な心構えは、無理のないように、少しずつ進めていくことです。

もし、練習中でも、不安や恐怖を感じたら、深呼吸することを思い出して実践してください。

それを数回繰り返しながら心の中で、『私は大丈夫(克服することができる)』と唱えます。

そうすることで、平常心に戻ることができます。

この一連の流れを

『もう大丈夫』『怖くない』『平気!』と思えるようになるまで、

1日最低1回は実践していきましょう。

機内食と機内風景、窓から見える風景いろいろ

■3)あとは現実の世界でチャレンジあるのみ!

ここまで来れば、あなたの潜在意識にかなり色濃く搭乗できている記憶が刻まれていることになります。

あとは実践あるのみです。

ここからは、これまでにもお伝えしてきましたが、現実の世界でステップバイステップで進めていかれることをお勧めいたします。

本章の【ステップバイステップ&小さな成功体験を積み重ねる】をご参照ください。

そして、例え途中で進めなくなったとしても、自分を責めないでください。

チャレンジしたことを褒めてください。あなたが覚悟を決めて、諦めさえしなければ実現できることです。

何度も潜在意識へのアプローチ、つまりメンタルリハーサルを繰り返すことと、現実の世界でのチャレンジを繰り返してください。

他人と比べないこと。あなたのペースで進めていくこと。

そうすれば、いずれ飛行機を怖いと感じていた自分がきっとウソのように思えるでしょう。

そんなあなたになっているのを楽しみにしていてください。

下記は、地上にいながら航空・世界旅行の体験を味わうことのできる世界初のバーチャル航空施設、ファーストエアラインです。

JR池袋から徒歩5分の場所にあります。

疑似体験して見たい方は是非行って、五感で感じてみてください。

ただし、時間はおよそ110分のフライト。

席は実際のファーストクラスとビジネスクラスがあります。

残念ながらエコノミークラスはありません。

とっても贅沢な空間ですが、臨場感ある発着陸時の疑似体験もできます。
https://firstairlines.jp/index.html

■あなたの潜在意識をどのように活用すれば、あなたの問題や願いが叶うかを詳しくお知りになりたい方は、下記の無料メールセミナーをご活用ください。

誘導音声「あなたを心身リラックス&脳波アルファ波に導きます」

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潜在意識を活用して望みを引き寄せる9つのレッスン

飛行機の安全性や快適性を改めて認識しよう!

飛行機の入り口に立つCA

飛行機が「怖い」というその心理の裏には、何か起こったらどうしようという漠然とした不安につながっていると考えられます。

例えば、機体の安全性やパイロットの技術力、CAの非常事態への対応力など、それら全体への知識や情報不足が不信感につながっていたりなど。

そこで、ここでは機体の安全性に対する客観的事実、それを知識として理解しておくことで、少しでも不安解消へ役立てていただけたら幸いです。

アメリカの哲学者:R・W・エマーソンの名言に次のようなものがあります。

『恐怖は常に、無知から生まれる。知識は恐怖の解毒剤である。』

この言葉からも恐怖・不安を解消する為には、今さらと思うかもしれませんがその基礎知識をおさらいしておきましょう。

これは、顕在意識(左脳)へのアプローチではありますが、この知識をしっかりと頭に入れます。

そして、脳波をアルファ波状態にした上で、イメージトレーニングされますと、潜在意識へとより早く記憶していくことができます。

つまり、より早く無意識に平気!大丈夫!な感情へとなりやすいということです。

(1)飛行機は、なぜ飛べるのか?

空を飛べる理由は、物理の4つの法則“推力と抗力”、“揚力と重力”から説明がつきます。そんなこと知ってる!という人もいらっしゃるでしょう。

ですが、この知識を再認識して機体の形を見ると、見る視点が違ってきて、少しでも興味を持っていただけるのではないかと感じます。

ここでは、ものすごく簡単な説明ですが下記をご覧ください。

飛行機と飛行機にかかる力を示した図

例えば、

エンジンが生み出す推力(推進力)が物体の抗力(抵抗力)よりも大きければ、前に進みます。

重力と揚力の関係は、揚力が重力より大きければ浮き上がり、飛ぶ事ができます。

飛行機の形が何にているか!?ご存知ですよね。

そうです。鳥なんです。例えば、カモメ。形はそっくりではありませんか。

それを研究して、前に進みやすいように、浮きやすいような形に作られているので、大きな物体でも飛ぶのです。

胴体が四角柱であれば、同じようには飛ばないのです。

カモメが2羽

【【余 談:翼とベルヌーイの定理】】

飛行機の翼は、上側が盛りあがった形をしています。

そのため翼の上側の風の流れが高速になり「ベルヌーイの定理」から、下側よりも空気の圧力(気圧)が低くなります。

なので、上に押し上げる「揚力」が生まれます。

ベルヌーイの定理図

(2)エンジンが停止しても飛び続けられる!?

飛行機のエンジンが全部停止しても、墜落しません。

無事に着陸するまで飛び続けることができるのです。なぜなら、これも物理の法則「滑空比」によります。

この法則によると、飛んでいる時、高度差1m毎に前進する割合が一定です。例えば、大型ジェット機では、1m降下する毎に水平飛行で37m前に進みます。

即ち、グライダーのようなものです。

飛行中にどこに着陸するか、機長の判断で海や湖などに安全に着水する時間がたっぷりあります。

飛行機の速度や高度をコントロールするのは機長です。

彼らは推力(エンジン)を調整し、主翼の形を変えて揚力(浮力)を調整します。機長は、こういう事態に対応する為に十分な時間訓練しています。

(3)ほとんど自動操縦って、ホント!?

昨今は自動操縦とよく聞きますが、全くの機械任せではないようです。

国内線と短・中距離の国際線では機長1名と副操縦士1名の2名体制で、長距離の国際線では機長2名と副操縦士1名の3名が交代しながら運航しています。

飛行機の運航はほとんどオートメーション化されていると認識されがちですが、実際は人が介在する業務は多いと現役のパイロット歴22年の某機長は言います。

「基本はパイロットが操縦しています。

コンピューターの監視はもちろん、ルートの適正性や残燃料のチェックのほか、管制官との交信も定期的に行っています。

また、国際線であれば、国によってルールが異なるのでその確認も必要です。

万一、洋上でシステムが壊れたなどのトラブルがあった場合、近くの空港の位置を確認し、その状況で最適な対応が求められます」

ANAのパイロットのカバンの中には、たくさんのマニュアルや資料が収められています。

例えば、厚さ5cm以上にもなるルートマニュアルや、機体のマニュアルのほか、空港の離発着方式地図、故障があった時の対応マニュアルなど。

また、パイロットにはひとり1台iPadが配布され、その中には安心・快適なフライト情報の提供や運航業務の効率化に伴う情報の共有がなされているそうです。

尚、パイロットの仕事場はコックピットの中だけではないそうです。

フライトの前には路線や空港情報などの確認を行い、運航阻害要因やその対応を想定しておくそうです。

またフライト当日も、最新の空路情報や目的地の空港の状況、気象情報などを確認し、乱気流や雷、霧などに対応できるように確認し合います。

そして、出発前には機長と副操縦士とで、乗務する機体の機外と操縦席を入念にチェックしておくそうです。

さらに、乗客の搭乗前には客室乗務員(CA)と打ち合せを行い、乗客の受け入れを始めます。そうして全ての準備が整ってはじめて、飛び立ちます。

飛行機の入口に立つ外国人パイロットとCA

(4)安全管理の要は整備士!

旅客機を操縦するのはパイロットであり、客室の安全を管理するのはCAの役割です。

しかし、スムーズで快適なフライトを提供するために、整備士や運航管理者、ロードコントローラーなど航空会社では数多くの「縁の下の力持ち」が働いています。

中でも安全管理の要と言えるのが整備士の存在です。

彼らは航空機を機体と部品に分けて、日々の発着と定例(車検のようなもの)に分けて、また、飛行回数や飛行時間に分けて、修理や改修など、厳重すぎるほどの整備をしています。

是非、各航空会社の整備工場へ見学に行ってみてください。

(5)重大事故は約300万フライトで1回に激減

その整備士たちのプロ意識や手法も向上したことが重なって、冒頭でもお話ししたように、今や旅客機の重大(死亡)事故は、2011年以降100万フライトにつき0.37回(国際航空運送協会調べ)。

つまり、約300万フライトにつき1回の確率になったということです。

これは航空業界全体の安全レベルが上がっていることを証明する客観的な数字と言えます。

(6)悪天候でも大丈夫な理由

国内でもそうですが、海外へ行く場合には、より長い時間飛行するので、その間天候も気流も様々変わります。

自然が相手ですので、それをコントロールすることは出来ません。

乱気流やエアポケット、雷雨による激しい機体の揺れなどによって、乗客は動揺し不安や恐怖を覚えます。

それらの悪状況に遭遇した時に備えて、対処できるように機体は設計され、パイロットを始めCAもそういう事態に対応できるように訓練されています。

乗り慣れていない人には驚きの体験です。

しかし、国内線でも、これらは結構よくあることです。

東京近郊にお住いの人は地震に慣れています。

震度3くらいの地震では、話題にも上りません。

でも、めったに起きない地域の人が遭遇するとはじめは動揺します。

最悪の「死」をどうしても連想してしまう方は、やはり別の交通手段を活用するか、止めるか、あるいは、いつ死んでもいいように毎日精一杯生きていくことです。

(7) 乗り物酔いによる耳機能の不安を克服するコツ

車酔いの経験がある方も、自分で運転し始めたら酔わなくなったという人は多いと存じます。

つまり、主体的に運転する場合には酔いません。

なぜなら、揺れを感じる耳の中の三半規管が感じる情報と目から入ってくる路面やカーブなどの揺れの情報をキャッチできるので、脳が混乱しないのです。

しかし、飛行機はそうはいきません。

ですので、一番有効な方法は機内ではなるべく寝ていることです。

頭を静止して目を閉じていること。気分が悪くなりそうな時には、水分だけ少しずつ取って、食事はできればしないことをお勧めします。

アイマスクやエア枕の使用をお勧めします。

日本が関係する直行便で一番時間がかかるところはメキシコシティから成田までだそうです。

それで、14時間45分。これは偏西風の関係で一番長くかかった時間。

ですから、行きはもっと時間が短いはずです。

半日強位食べなくても死にません。返って体調には良いかもしれません。

(8)フライト中の音の変化も知っておこう!

離陸や着陸時、水平飛行している時など、エンジン音が変わります。

特に発着陸時には、大きな音がしますし、着陸前にはタイヤが出される機械音、そして滑走路に着くなり、ごう音かつ、激突しそうな勢いで前方からの圧迫感を感じます。これが普通です。

私たちは、知らないこと、わからないことへ不安を抱き、勝手な想像を張り巡らす習性があります。音の場合も同様です。

初飛行の際には、ぜひ慣れた方に同行してもらえると良いですね。

まとめ【5】

青空と飛行機の後ろ姿

頭で安全性がわかっていても、心が納得していないと「怖い」感情を拭い去ることは出来ません。

それを改善するには、まず、心の中の「怖い」と感じる記憶を認識します。

その上で、安全、安心である新しい記憶を繰り返し増やして行きます。

それには、心と体のリラックス方法を実践し、脳波をアルファ波状態にしてイメージすることで、現実に体験していることのように、脳に錯覚を起こさせていくことです。それによって、苦手意識、不安や恐怖を払拭していくことができます。

それらに対峙しようとする時、相当な覚悟を必要とします。

しかし、あなたにとって、飛行機の克服が、人生にとって本当に価値あることと実感するなら、もう半分は乗り越えたも同然です。あとは第4章の実践あるのみです。

さぁ、世界観が変わる人生のターニングポイントです。あなたは克服できる心の力を持っていますよ!

以上が、「飛行機に乗るのはなぜ怖い?飛行機恐怖症を克服する5つの方法」でした。

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