無気力で仕事や勉強にやる気が出ない人の7つの改善方法
無気力で仕事や勉強にやる気が出ない人の7つの改善方法
次に何をしていいかわからない、ぽっかり心に穴が空いたような、いろいろなことが長続きしない、仕事や勉強にやる気が起きないなど。
ここでは、あなたの無気力の原因を探って、やる気を育む知恵と効果的な7つの改善方法をご紹介します。
目 次
無気力度、自己チェック!
これまでに何かしら一生懸命にしてきたことに対して、思ったほどに力が出せなかったり、挫折を感じることが多くなったりして、気がついたら何もしたくなくなっていた・・・。
あるいは、ある日突然、今までしてきたことに価値を感じなくなってしまってやる気が起きなくなってしまったなど、人生にはいろいろな気持ちの変化が起こります。
また、あなたや家族、大切な友人が、無気力であるとき、こんな状態は大丈夫なのだろうかと心配になるかもしれません。まずは、大まかな目安として、下記をチェックしてみて下さい。
自己チェックしてみましょう。
下記の質問に対して、迷いなく「はい」なら5、どちらでもない「3」、全く違う「1」として点数をつけてみて下さい。
1. 毎日が楽しくない
2. やる気が起きない
3. 疲れているなと感じることが多い
4. いろいろなことをするのが面倒くさい
5. 喜怒哀楽の感情の起伏が小さい
6. 勉強や仕事をしたくない
7. 人と約束をして会うのが面倒臭い
8. 将来、どうしたいのかが見えない
さて、合計点は何点になりましたか。
点数が高いほど、要注意ですが、24点以下の人は、今は問題なさそうです。
無気力症候群の主症状は、その名前の通り無気力です。
また、同じような症状として、無関心・無感動なども認められます。
代表的な事例として、「五月病」が含まれます。
大学に合格して、大学生になったばかりの学生(一部)が、急に学業に対してのやる気がなくなってしまうケースがよく知られています。
それまで「合格」という目標を持って熱心に勉強をしていた学生が、それを達成したところで、次の目標を見失ってしまった結果、勉強に対する意欲がなくなってしまうと考えられています。
また、4月から新入社員として働き始めた社会人1年生が5月のゴールデンウィーク明けに同じようにやる気がなくなってしまうケースも同様です。
この他にも、人間関係や新居などの新しい環境についていけなかったり、自分の思っている通りの評価が得られないことに対するストレスによるものなど、様々な理由があって起こります。
また、比較的アイデンティティの確立されていない青年期に起こる傾向にあるとも言われています。
この無気力症候群は、うつ病とは異なりますが、共通した症状もあるので、心配な場合には専門機関を受診しましょう。
無気力とうつ状態の3つの相違点
無気力とうつは、全く別の病態だと区分されています。
これらの相違点を理解することによって、前者への対処法が見えてきます。
違いは、主に3つあります。
本人は苦しんでいるか、いないか?①
うつのケースでは、生きることに対して、不安や心配を感じて、「つらい」「苦しい」と強く感じるのが一般的です。
しかし、無気力症候群の場合には、そのような辛さや苦しさ、焦りはあまりないようです。
症状は3つに限定される②
無気力症候群の場合は、特定の1つのこと、例えば、勉強や仕事に対して、やる気が湧かない、無関心、無感動、この3つに限られることが多いということです。
それに関して、不安もないし、自分では、さして落ち込んでいるとも感じない、食事は食べられるし、普通に眠れる、これが典型的な症状です。
一方、うつ傾向にある場合には、1つのことだけでなく全般的に、前述の3つの症状だけでなく、気持ちが沈みがちで、食欲もない、眠れない、自分を責めて辛い気持ちになる、頭から不安なことが離れないことが多い・・・、と多岐に渡ります。
特定のことにだけ無気力を感じるか否か③
この無気力感症候群の場合には、前節で触れた通り、特定のことに対してのみやる気が低下します。そして、それは主に、その時の本業に向きます。
社会人であれば仕事、学生であれば勉強に対してです。
しかし、それ以外のこと、友人と遊ぶことや、趣味などに関しては、しっかりと興味を持って行えます。
うつ的傾向の場合には、仕事や勉強など、特定のことだけではなく、生活全般的にやる気が起きません。人からの誘われて出かけたり、人と話すことも、家事をすることも、身綺麗にすることも。何もしたくなくなることが多くなります。
あなた、あるいは、あなたの気になる人はどちらに当てはまるでしょうか。
ここでお話しさせていただく改善方法に関しては、「特定のこと」に対する無気力症状のある方へのものです。ご了承願います。
仕事・勉強中に無気力克服に下記のメールセミナーもご活用ください。
主な3つの原因
精神的疾患や体調不良によるものを除けば、無力感の原因は、主に次の三つです。(前述しましたように、特定のことに対して生じるケースのみ対象です。)
- できない・無理だという無力感
いくら努力しても結果がでない、何をやってもダメだ、できない、無理という気持ちが続き、望む結果が得られない時に起こります。
この状況は、自分の能力やスキルから見て、その作業の難易度が高すぎると自分で勝手に感じていることにより生じます。
- 目標を見失っている
受験や就職という人生の重要な節目が過ぎ去った後や子育てなどで忙しかった毎日が、子供が巣立っていきなり暇になって、次の目標を見つけ出せない時に、この様な状態になってしまうことがあります。
燃え尽き症候群などは、これに当てはまるでしょう。
- 完璧主義
何事も完璧にこなしたいと思うばかりに、わずかな失敗にも挫折を感じてしまい、自分が許せなくなります。
そして、失敗をしたら、それを克服しようとせず、すぐに諦めてしまう傾向にあります。この様なことを何度か繰り返す内に、自信がなくなってしまうケースです。
実際には、これらが入り混じっているケースも多いようですね。そして、この3つの要因に共通していることは、下記の通りです。
◆自分にとって大切なことは何かがよくわかっていないということ。
◆メンタル面の弱さがストレスを蓄積している。
それでは、上記の要因に対して無力感を解消する方法を次に記します。
無気力の改善、やる気を育む7つの方法
下記の図をご覧ください。ここでは、この図の(3)の特定のことにだけ無力感を感じるケースに対しての改善方法をご紹介しております。
前述の症状やそれらが生じるタイミングから、次の7つの方向で考えられます。
その改善のアプローチは、2つに分かれています。
1.無気力を作っている原因を知る
→ あなたが3つのうち主にどれに対応するか見極めて、対処していきましょう。
2.ストレス耐性を高め、やる気を育む
→ やる気のない時には、ストレスを感じやすくなっています。上記と並行してストレス耐性を高める4つの改善をお勧めします。
尚、根本の原因は、特定のことに対するネガティブな捉え方・考え方にあるようです。
それらは、すべて本人の潜在意識にあるこれまでの記憶です。それに従って、無意識に無力感を感じてしまっている現象が起きているということです。
それを改善するには、これまでの記憶をポジティブな捉え方や考え方など、希望が見出せるようなものに変えていくことです。
人によっては、放っておいても時間はかかりますが、いずれ回復に向かうでしょう。しかし、自分の何が原因かわかっていなければ、また同じようなことを繰り返して苦しんでしまう可能性が高くなります。
より早く効果的に回復したい、あるいは、根本的な改善を望むのであれば、下記をご参考ください。
できない・無理だという無力感の変え方(1)
この主な原因は、これまで自分が望む目標達成に向けて頑張ってきた、あるいは、問題解決に向けて努力してきたにも関わらず、望んだ結果が得られなかったケースです。
または、そのようなことを、何度か繰り返すことによって、自分はダメな人間だとレッテルを張ってしまって、自己肯定感がなくなり無力感を感じるようになってしまうケースの可能性が高いです。
例えば、仕事や受験、国家資格に対して一生懸命、何度も頑張ってきたけれど、望む結果にならなかった場合などに起こる無気力状態です。
このようなケースは、気力(やる気)の低下が大きい為に、まずは自分を癒す※ことを優先した上で、次の改善に取り組まれることをお勧めします。
※上図④⑤、また記事の後半にあります、④質の良い睡眠をとることと⑤脳のリラックス方法をご参照ください。
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<改善方法>
【目標を明確にし、タスクの細分化をする】
目標が高すぎたり難易度が高くなったりすると、「できるかな」と不安になります。それが「できない」という思いに集中してしまうと達成できるものもできなくなってしまいます。
ですから、勉強でも仕事でも何かを進めていくときには、次のような習慣を付けていくことです。その改善方向は、下記の通りです。
A:目標の明確(具体)化と細分化
B:「できない」と思ったら、「できる」という思いに切り替えること。
Aは、次の二つのステップを踏みます。
★1★ 明確な目標(ゴール)にする
明確にする視点としてQ C Dの視点を使ってみてください。
❶ Q(quality):達成水準
どのような状態を目指しているのかを具体的にする。あたかもその状態がイメージできるようにする。
❷ C(cost):コスト→時間、お金
❸ D(delivery):納期
例えば、仕事の場合には「売上をアップさせたい」ではなくて、「○月末までに、○○の商品を○割売上アップしたい」そのためには、何をしたらよいか?
受験などの場合には、「国語の偏差値を上げたい」ではなく「○月の実力テストの結果で偏差値を○にしたい」、そのために「古文の○○という単元を○月○日までに、○○できるくらいまでに1日○時間(or○ページ)勉強する」
などの設定の仕方をした方がベターです。
■強い願望にする
その為に、それが解決実現したときの利益や恩恵の明確化します。
利益や恩恵とは、あなたにとってのメリットや喜び、希望につながることです。心の底から望んでいることほど、強い願望に仕上がっていきます。
人は真に喜んだり感動したり、必ずなんとかしたいという気持ちが強くなると、必ず集中力が高まります。これは脳にやる気ホルモンのドーパミンが分泌されるからです。
★2★目標の細分化
目標の細分化とは、ゴールを達成する為に何をするか2時間位の単位までに小さく細かく分けることを意味します。
一つ一つのタスクを2時間以内(例えば)にすると、そのプロセスゴールとやる内容が分かり始めるので、「できる」という気持ちになりやすく、タスクも消化しやすくなります。
では、その小さなゴールはイメージできる(五感でわかる)状態です。それが決まれば、何をしたら良いのか?わかってきます。さらに「できる」と感じやすくなります。
これらのタスクを時系列に並べたのが段取り(計画)です。
※Bの「できる」という気持ちにする方法やQCDの視点、願望の叶え方などに関する詳細は下記をご参照ください。
目標を見失った喪失感からの気力を回復する方法(2)
5月病が典型的な例ですね。学生が受験という大きな目標を達成した後、これから何に向かえばいいのか、次の目標を見出せずに喪失感におちいるケースです。
これは、学生だけではなく、あまりに忙しかった時期が通りすぎ、いきなり何もやることがなくなった時にも起こります。燃え尽き症候群は、本テーマに分類されます。
このケースも、急に何をして良いか分からなくなり、心にぽっかりと穴が空いたような気力(やる気)の低下を伴います。
なので、前者同様に、まずは自分を癒す※ことを優先した上で、次の改善に取り組まれることをお勧めします。
※上図④⑤、また記事の後半にあります、④質の良い睡眠をとることと⑤脳のリラックス方法をご参照ください。
このような状態になる人は、自分のことを知らなさすぎる方が多いです。
あなたは何をすることが好きで、どんなことを楽しく感じるのか。
これから自分はどんなところに住んで、どんな生活をしたいのか。
どんなところに行ってみたいのか、何を手に入れてみたいのか。
あなたの生き方が問われています。それを知る時期だとも捉えましょう。
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<改善方法>
【目標の発見!その視点】
ここでの目標とは、過去を振り返って、あなたが楽しいと感じたことは何だったか、好きなものは何か、行ってみたいところはどこだったか、思い出してみます。
あるいは、周囲の人から何かに誘われたら、興味がなくても乗り気がしなくても、まずは行ってみたり、やってみることがオススメです。
いっとき見聞を広めたり、遊びの期間が必要でしょう。そうしているうちに、必ず次にしてみたいことが見つかるはずです。
その時に大切にしたいことは、将来に有利とか、役に立つことも重要なポイントですが、あなたの心(気持ち)と体が喜びを感じることが生涯にわたって重要です。
その喜びのセンサーを磨いてください。
それをしながら、やったことがない次の目標を発見する視点の一つは、下記を参考にしてください。
例えば、あなたが少し前に達成したことが○○大学合格だったとしたら、それに対して「その目的は、何か?」と問いかけてください。
すると、下記のような答えが出てくるかもしれません。
○○の学問を学びたいから
大学生活で○○の体験をしたいから
希望する会社に入りたいから
それを列挙して、最も重要な優先する目的を目標化することです。
目標化とは明確(具体的)にすることを意味します。前節参照。
あるいは、あなたの生きがいが子ども達で、彼らがみな自立して家を出ていったり、伴侶が急に亡くなって、心の支えがなくなったと感じたりするケースもあるでしょう。
このような時にも、あなたが生かされている限り、あなたができることはたくさんあることを知ってください。
自分を知って、自分の喜びを満たすこと、これは私たちが健全に生きていく上で、また、地球規模で平和にしていくためにも、とても大事なことなのです。
また、他の発想の視点として下記の記事もご参照ください。
↓ ↓ ↓
夢、目標を見つける二つの方法と叶え方の3つの秘訣
【無力感から希望を見出すメンタルトレーニング】
過去に経験したことや実際にしてみたことで、少しでも嬉しい楽しい、ホッとしたこと、温かい気持ちになったこと、肯定的に感じたことを思い出してみます。
その中から、あなたがもう一度感じたいと思う場面を1つに絞ります。そして、絞ったものを下記の③でイメージします。
❶ 静かなところで、目を閉じて深呼吸を数回します。
❷ 心身をリラックスして、脳波をアルファ状態※にします。
❸ 1つに絞った場面をイメージングし、その楽しさ嬉しさ、喜びや安心感などを再体験してください。
これは、あなたの興味、好奇心を見出すメンタルトレーニングでもあります。
このことを毎日1回は実践することによって、体のホルモンバランスが改善し、やる気も醸成されてくるでしょう。そして、自然にあなたは新たなやりたいこと、目標を見出す自分に気がつくでしょう。
そうして、新たなる目標が決まったら、上記の❸の部分をあなたがそれを達成したところや望んでいる状態をイメージしてください。イメージは、それができて当然と思えるまで続けていきましょう。かつ、それができるように、行動を起こしてください。
実現までのつまずきを減らすためには、前節の目標の明確化と細分化をご参考ください。
★心身リラックスして脳波アルファ状態にする方法を学びたい方は、下記のメールセミナーに添付したあります誘導音声をご活用ください。
誘導音声「心身のリラックス&脳波アルファ波に導きます」
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消極型の完璧主義による無気力改善法(3)
完璧主義には大まかに2つのパターンがあります。
1つは、完璧を目指してやろうとするけれど、できない無理だとわかると、すぐに諦めて辞めてしまう消極型のタイプと、目標を設定してそれに向かって諦めないで挑む積極型のタイプです。
後者はフィギアの羽生結弦選手のようなタイプですので、問題ありません。
ここでは、消極型のケースについての改善策です。
わずかな失敗にも挫折を感じ、自分が許せない、誰かが許せなくなる。それが何度か繰り返される内に、自信がなくなって無気力になる。このような繰り返しによって失敗に対して過敏になり、やる気が削がれ無関心になってしまうケースです。
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<改善方法>
- 自分にとって、或いは、チームにとって、今、何が重要で優先することは何かを知る、決めること。重要でない、優先順位の低いことは後回しにする勇気、しなくてもよし!と思える自分をつくること。
- より完璧にしようとして過剰品質(無駄)の行為をする傾向にあります。ものによっては、ほどほどを知る必要性があります。
- 失敗することは、成長につながることを知ること。失敗で人生が終わることはないこと。多くの成功者がたくさんの失敗をしていること。失敗は恥ずかしいことではなく、その後の生き方の方が大事であること。ローマは1日にしてならず。
これらのことをまず理解する必要があります。そして、自分はどのように生きて行きたいのか、アイデンティティを育んでいくことも重要なポイントです。
これらを踏まえて、次の具体的な実践をしていきましょう。
【プロセスゴールを明確にして、それを一つ一つこなしていくこと】
いきなり高い目標に挑むのではなく、何歩も手前から始めてみましょう。あなたが本当に成し遂げたいことであればできるはずです。
焦らないこと。近道はないこと。諦めて他に手を出して、また止めるのではいつになっても実力はつきません。その方が時間の無駄ですね。
【小さな前進を認め、喜ぶこと。後退は無視する、気にしないこと】
完璧を求めるのではなく、少しでもできた自分を認める癖を作っていきましょう。しかし、頭ではわかっていても、そうは思えない自分がいますね。それは考え方の癖だからです。が、あなたが望めば改善することはできます。
前日よりも、少しできたらOK、時々後退することもある。人生には山もあり谷もある。自分を責めても進歩はないこと。前進に向けて何をしたら良いのかを常に考える視点にしていきます。
そこで、次のことを心がけてください。
❶その時その時で、随時、達成したことチャレンジしている自分を「よくやっている」と褒める、受け止める。
❷後退しても、「必ずできる」「チャレンジしている分だけすごい」と自分を激励すること。くじけそうになったら気分転換や運動をすること。
❸休憩時間や終了時、または寝る前に、心と体をリラックスして、脳をアルファ波状態にします。そして、①②の自分を褒める言葉を自分に言い聞かせ、プロセスゴールを達成したところをイメージします。
これら3つを行うことにより、失敗を怖がるのではなく、前進することに焦点があっていきます。良い癖をつくる方向へ向かい完璧主義から解放されていきます。実践あるのみです。
仕事・勉強中に無気力克服に下記のメールセミナーもご活用ください。
ストレス耐性を高め、やる気を育む4つのアプローチ
ここからは、心身を前向きに保ち健全な精神を育むために下記の4つの効果的な方法と知恵をお知らせいたします。
◆質の良い睡眠の取り方
◆心と体のリラックス、脳波アルファ波の活用
前半の2つは主に、やる気を削いでいるストレスを解消し、やる気を育むための知恵です。
そして、後半の2つは、ストレスを感じにくくする、かつ、メンタル面を強化するための方法です。
◆ポジティブな自分を作る、セルフイメージを高めるポーズ
◆体を動かすことと、そうした方がいい理由
脳の疲れ、ストレスを解消し、やる気を育む2つの方法
私たちの体の働きには、バランスをとるホメオスタシスという恒常性維持機能があります。
例えば、体が疲れたら休養したくなる、熱がでたらそれを下げようとする、暑ければ汗をかいて体温を下げようとするなどの体温調整から、怪我をしても、血が自然に止まり、いずれ自然治癒する力、食後の血糖値のバランスをとる働き、などなど。それらは、ホルモンのバランスも整える役割があります。
しかし、無気力感を強く感じる時には、やる気と関係が深いドーパミンやアドレナリン、幸せ感と繋がるセロトニンなどのホルモンのバランスが崩れている可能性が高いです。
かつ、健全で前向きな精神状態ではないために、ネガティブに物事を考えてしまう傾向にあります。よってメンタル的に疲れやストレスが溜まっている可能性も高いといえます。
そこで、大切なことは、心身の疲れ、ストレスを解消し、本来の健康な状態を取り戻すことです。
それには、下記の2つがポイントです。
質の良い睡眠を取ること(4)
出来るだけ、規則正しい生活を心がけ、しっかりと睡眠をとること。
これには補足として、昼起きて、夜に寝る生活のリズムを作ることです。
天気のいい日は日光に最低10分くらいは素肌をさらすことが大切です。
質の良い睡眠は、5つの効果をもたらします。
- 脳(心)と体の休息を与える。
- 記憶を整理し、定着させる…物事を進める為にも重要
- ホルモンバランスを整える:成長ホルモンが分泌
- 免疫力を高め健康を保てる
- 脳の老廃物をとる…日中も溜まった老廃物を除去しているが、それだけでは追いつかないため。
質の良い睡眠が取れていないと感じている方は、下記を参考にしてください。
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脳の疲れやストレスを取り除く、脳波アルファ波の活用術(5)
心と体をリラックスして、脳波をアルファ波状態※にすることです。このやり方についての詳細は、下方をご参照ください。誰でもすぐに簡単に取り組めます。
医学的な研究において、1日のストレスは、このアルファ波状態に睡眠時間以外に15分入ることによって、解消できることが分かっています。休憩時間や昼食後、電車に乗っている時間などの隙間時間を活用して、数分ずつでも、逐次、疲れを取っていくことです。
睡眠と脳のリラックス、この2つの相乗効果によって、前述のホルモンや神経伝達物質らのバランスをより早く効果的にとることができます。よって、無気力を回復する流れとなります。
しかし、これらの継続実践により効果はこれだけに及びません。あなたのセルフコントロール力やセルフイメージの向上、あなたのするべきことへ道が定まり始めることでしょう。
★心身リラックスして脳波アルファ状態にする方法を学びたい方は、下記のメールセミナーに添付したあります誘導音声をご活用ください。
誘導音声「心身のリラックス&脳波アルファ波に導きます」
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ストレスを感じにくくする簡単な2つの方法
無気力でやる気が起きない時には、意識が分散している状態です。そんな時には、すぐに終わる仕事や勉強でさえも集中できません。
他のことをしながらダラダラ取り組んだり、いつの間にか別のことをし始めたりして、非常に効率が悪くなります。
そういうことが続いてしまうと、それが習慣となって、集中してできない自分、やる気が起きない自分をダメ扱いし、徐々にストレスが蓄積されていきます。
このような負のスパイラルにはまらないようにするコツを知っておくことで、生産的な時間を過ごすことができるようになります。
ここでは、誰でもできる気持ちをポジティブに切り替える方法、ならびにネガティブな影響を弱める方法をご紹介します。
これらを実践する過程でストレス耐性を高めていくことができます。
瞬間的にポジティブな気持ちに切り替える方法(6)
前節のアルファ波を活用したリラックスも、大変効果的です。しかし、それに加えてさらに強力にするには、日中のあなたの気持ちにも気を配っていくことです。
例えば、『こんなちょっとしたことが、なぜすぐに終わらせられないのか』あるいは『覚えることができないのか、本当に嫌になってしまう、私はダメなやつだ』と思ってしまう時があったとしたら、
その気持ちをすぐに切り替える行動や言葉を1つ決めてください。
そして、目を閉じて、深呼吸をします。自分自身に例えば、次のように自己暗示をかけていきます。
「私は、この決めたポーズ(実際にそのポーズをとる)をとることで、
目の前のことに集中できます。
私はそれを楽しみながらすることができます」
これを毎日、アルファ波活用のリラックスをした時に、自分に心の中で宣言しておくのです。そして、実際に日中同じような場面に出くわしたら、そのポーズをとるのです。そうすれば、それがサインとなって、あなたの脳は気持ちを切り替えられるようになっていきます。
この言葉は、あなたが気持ちを切り替えて、望んでいる状況に持っていきたい場面に合わせて、適した言葉を作ってください。
また、そのポーズは、簡単に手軽できるものでしたら、どんな行動でも結構です。
例えば、・大きく深呼吸する。・ガッツポーズをする等。その行動によって、気持ちが前向きに変わることを脳に覚えさせていくのです。
つまり、あなたの潜在意識に「ポジティブな気持ちに切り替えるプログラム」をしていることになります。
なぜ、このようなことができるのでしょうか。
それには潜在意識を知ることが役立ちます。
あなたの1日の行動の選択や意思決定、何かに対する感情の反応、それらの約95%は潜在意識が司っています。ですから、あなたをほぼコントロールしているのは、ここなのです。
従って、上記のポーズを脳波アルファ波状態で記憶させることによって、その反応が起こるように働きかけているのです。
素直な気持ちがより早く効果を出していきます。
プログラムが有効かどうかは、その感情が出てきたときに、決めたポーズを取って、気持ちが変われば成功です。
ここでの注意は、最初から、すぐに気持ちは変わらない人もいるかもしれません。しかし、何度か上手くいかなくても、「ポーズをとることで、自分の気持ちは変わっていく」と信じて実践していくことです。
★心身リラックスして脳波アルファ状態にする方法を学びたい方は、下記のメールセミナーに添付したあります誘導音声をご活用ください。
誘導音声「心身のリラックス&脳波アルファ波に導きます」
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体を動かそう!運動は脳がストレスを感じにくくする!?(7)
運動神経が鈍いから、スポーツは好きじゃないから、体を動かすのは苦手という人も多いでしょう。では、なぜ、やる気を起こす、無気力を回復するのに運動が必要なのでしょうか。
ごく簡単に説明すると、運動することによって過剰なネガティブな感情を抱きにくくなるということです。
私たちがストレスを受けたときに最初に反応するのが脳の中にある扁桃体です。扁桃体は、ストレスを感じると興奮し、それに対応したホルモンを出す臓器に指示します。すると人の体は怒りや緊張、不安、恐怖などを感じます。
その扁桃体の興奮は延髄を通ります。その延髄にある神経細胞の突起の数がストレスに対して過剰に反応するか否かの決め手になるということです。
つまり、運動することによって、延髄の神経細胞の突起が減るために、ストレスを感じにくい、ネガテイブな捉え方をしにくくなる傾向にあるといえます。
このことからも、運動すれば単純に気分が変わるという感覚論ではなく、理にかなった仕組みから言えることのようです。
NHKスペシャル「キラーストレス」では、1週間のうち4日間、できれば30分位、軽い運動をすることによって、神経細胞の突起が約50%減り、体の不調も35%から40%軽減したというデータがあります。
■30分の軽い運動を習慣化すること。
全く運動をしない人がいきなり30分はしんどいですね。だから、普段の生活の中で、まめに体を動かすことです。
家事においては、掃除機をまめにかけるとか歩いて買い物に行く。通勤通学では階段を使う、早足で歩くなど。また、好きな音楽に合わせて自作ダンスを踊るなど、楽しくからだを動かす習慣をつけていきましょう。
また、体を動かさないと私たちが感じる感性も鈍ってくることも事実です。からだを動かすことで、五感が強化されます。体の喜びや苦痛を知ることに役立ちます。
あなたの心とからだの「快」を知っていることが、無気力からの回復、やる気への転換に役立ちます。
まとめ
無気力状態ややる気のない時というのはあなたが成長する1つのプロセスでもあります。焦る必要はありません。しかし、そこに留まったままでも、きっと人生は面白くないはずです。
それを改善していく7つの知恵と方法を試してみてください。
◆まずは、あなたの無気力の原因を知って、それを取り除くための策です。
- 努力しても結果が出ないことからの無力感改善法(1)
- 目標を見失った喪失感からの気力を回復する方法(2)
- 消極型の完璧主義による無気力改善法(3)
◆無意識の脳の疲れ、ストレスを解消して健全な心を維持する策
- 質の良い睡眠を取ること(4)
- 脳をリラックスさせて、まめに脳の疲れやストレスを取り除くこと(5)
◆ストレスを感じにくい自分にするための策
- 瞬間的にポジティブな気持ちに切り替える方法(6)
- 体を動かそう!運動しよう(7)
私たちは、中学生以降、左脳重視の社会に身を置いています。子供の頃には誰でもよく使っていた右脳をだんだん使わなくなり、体を動かすことも減っていきます。そのような変化は、感動や喜び、幸せの感覚を鈍らせる傾向にあります。
それを改善していくためにも、脳をリラックスさせて右脳を活性化し、想像力や集中力を呼び覚ましてください。
このような使い方を癖、習慣にしていくことで、下記のような面においてのセルフコントロール力も養っていくことができます。
◇人生を楽しむ健全で前向きな精神力(やる気の充実)
◇病気になりにくい肉体
◇したいことができる経済力を育む力
◇愛ある人間関係の構築
これらは、生涯私たちの人生にとっても重要なことですね。それができる力を私たちは持っています。
ぜひ、その能力を使って、大いに経験を積んでいきましょう。人生を楽しむベースには無気力ではなく、やる気が必要です。
以上が、「無気力で仕事や勉強にやる気がでない人の7つの改善方法」でした。
★★下記関連記事もご参照ください。
潜在意識の働き、プログラムの仕方等の詳しい内容は、下記の無料メールセミナーをご参考にしてくあさい。
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